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地下鉄の乗客の9割はスマホをのぞいている

2020-04-10 03:14:55 | 韓国旅行

 
韓国は世界市場を席巻した「サムスンのスマホ」でも分かるように「スマホ王国」です。
 
地下鉄の乗客の9割はスマホをのぞいている。
スマホを持つとみんな座ってうつむいているので周囲のことなど一切、目に入らない。
爺ちゃん婆ちゃんがよたよたと乗り込んできてもみんな知らん顔ができる!
儒教精神をうっとうしく感じている若い世代には恰好の“逃げ場“ができたのだ。
 
人間関係や社会の秩序を安定的に維持する儒教の教えである「長幼の序」は、端的にいえばどちらの年齢が上かを確認し合い、年上には無条件に従うべしというものだ。
 
だから韓国の街のケンカでは、激しくいいあいをしながら胸ぐらをつかんでもラチがあかないとなると、最期に出てくるのが「お前の年はいくつか?」「いや、お前こそいくつだ?」であり、本件そっちのけで最期は年齢争いになることが多かった。
争いでは結局、年長と確認された者が勝つ。
年下は引き下がらざるをえない。
周りも取り巻いたやじ馬もこれにはみんな納得する。
年長者には無条件で従い、年長者を敬い大事にするというこの「秩序の哲学」は、人間が生み出した素晴らしい知恵である。
動物にはそんなものはない。
これが儒教でいう「礼」である。
 
ところが最近は「年齢争い」も街ではあまり見かけなくなった。
年下が年上に平気で手を振り上げる風景も見られる。
年齢よりも「オレがオレが」が前に出るようになった。
今やそれが自由であり、民主的であり、人間平等じゃないかというわけだ。
 
先に酔っ払った年下が「昔の日本統治時代はよかった」とかなんとかいった老人にイチャモンをつけ、口げんかになって最期は老人が殴られて死んでしまったという事件があった。
以前はこんなことはありえなかった。
酔っ払ってもそんなことはなかった。
老人が「お前は大きな口をたたいていったいいくつなんだ!」といえばそれで相手はしっぽをまいて終わりだった。
 
それが年寄りとケンカになるなんて、「親日発言で殺人事件」などというより、こちらの意味のほうがあるかに重要であります。

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