ソウル市は27日、今月1日から24日にかけて光化門広場、ソウル市庁前広場、清渓広場など都心の主な広場で喫煙の取り締まりを実施し、計21人を摘発したと発表した。
ソウル市は3月、都心の主な広場を禁煙区域に指定する「間接吸煙(受動喫煙)被害防止条例」を公布、今月に入り集中的な取り締まりを行った。取り締まり班は広場を巡回しながら、喫煙者を見つけると携帯情報端末(PDA)を用いてその場で10万ウォン(約7500円)の過料告知書を発行した。
取り締まり班は初日の1日に最も多い5人を摘発したのを皮切りに、10日間で合計15人の喫煙を取り締まり、その後約15日間でさらに6人を摘発した。過料を科された21人のうち、7人(33%)はすでに納付したという。過料は摘発された日から15日以内に納付すれば20%減額され、15日を過ぎても未納の場合には告知書が郵送される。
ソウル市の関係者は、33%という過料の納付率はほかの過料納付率と比べても高いとし「市民が禁煙に共感しているようだ」と評価した。
取り締まり件数を場所別に見ると、清渓広場が15件で最も多く、ソウル市庁前広場が4件、光化門広場が2件と続いた。摘発されたのは全て男性で、年齢は30代が7人と最も多く、次いで20代と40代が各5人、50代と10代(未成年者)が各2人の順だった。
ソウル市は、今年9月に南山公園、竜山公園、子ども大公園など市が管轄する公園23カ所を、12月には車道の中央にあるバス停295カ所をそれぞれ禁煙区域に指定する計画だ。来年からは、禁煙区域を道路沿いのバス停、住宅街の公園、学校から半径50 メートル以内の学校絶対浄化区域に拡大する方針だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます