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韓国では、「国民感情が法律よりも上にある」とよく言われます

2021-08-28 02:35:24 | 韓国旅行

韓国では「反対意見を許さない」が美徳になる

 

いくら優れた市民といってもしょせんは一人の個人であり、行動も考え方も、正しいと信じる基準も、人それぞれに異なります。

彼らの自発的な意識だけに社会の秩序を託すわけにはいきません。

だから強制的に社会の各部分を制限し、社会全体の向かうべき方向や理念などを示すためには、他律的な「強制力」も必要です。

 

それが法律です。

法は、強制力を持っているからこそ、客観的に、公正に運用されなければなりません。

よく切れる刀ほど、扱いには腕が必要なものですから。

 

人々は時として「自分達の正義」に対し、法律による保障を求めます。

ある人たちの正義が、他の人たちにとっても正義として成立するとは限りません。

法の力は、ある正義に「他の正義」にまで強制的に干渉できる力を与えてしまいます。

この正義と合法のバランス取りはなかなか難しいものです。

しかし、法律の「正統性(認める根拠)」「正統性(正しいと思う判断)」の両立という意味で、ずっと追求しなければならないのは宿題でもあります。

 

その過程でもっとも邪魔になるのが、「正しいという主観的感情を正統性(統治の根拠)とする」態度です。

 

韓国では、「国民感情が法律よりも上にある」とよく言われます。

その国民感情は、多数の意見ではありますが、客観性や根拠などは乏しく、感情的に噴出された違憲にすぎません。

また、決して「皆で同意した満場一致」ではありません。

「反対意見を許さない」という抑圧の上に成り立っているだけです。

それはやがて美徳や道徳のようになり、「正しさ」を主張します。

結果、法律と混ざり、逆らえない存在となっていきます。

 

韓国は、それを法よりももっと上に置くミスを頻繁に犯しています。

最悪なのは、それを他国、とくに日本に対して「お前たちも従え」と、押し付けてくる所です。

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