韓国は日本と逆でプロスポーツは最近、サッカーより野球の方に人気がある。観客の入りもサッカーはガラガラだが野球は満員だ。世代的にも若者は野球で中年以上がサッカーだ。とくに子供や女性は野球の方が好きだ。
その人気沸騰のプロ野球もシーズンが終わり、大熱狂の韓国シリーズでは「サムスン・ライオンズ」が「SKワイバーンズ」を破り優勝した。
ところでサムスンといいSKといい、いずれも韓国を代表する大財閥だ。隆盛の韓国野球には申し訳ないが「プロ野球も財閥か…」といささか鼻白んだ。韓国の財閥のタコ足経営は有名で、あらゆる業種に手を伸ばし支配を広げてきた。自動車生産から回転ずしまでなどという財閥もある。
最近も財閥がパン屋までやっていて「街の零細パン屋を圧迫している」とマスコミにたたかれていた。プロスポーツでは野球、サッカーはもちろんバレーやバスケット…それに韓国相撲の「シルム」まで各財閥がチームを持っている。
財閥の社会的貢献という見方も可能だが「何から何までサムスン」などというのは国家、社会としていびつである。今たけなわの大統領選では有力3候補とも「経済民主化」と称して財閥規制を公約している。財閥も転機を迎えている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます