北朝鮮 衛星発射は宇宙開発5カ年計画の第1段階

　在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）の機関紙「朝鮮新報」は13日、北朝鮮が衛星と称する「光明星3号」の打ち上げについて、2012年から始まる宇宙開発5カ年計画の第1段階とし、今後も静止衛星の開発などさまざまな開発に着手すると伝えた。
　同紙は「朝鮮の宇宙計画は続けて推進される」という題名の記事を掲載した。記事は、朝鮮宇宙空間技術委員会関係者の話として、国家経済発展のために進めている宇宙開発5カ年計画の次の課題として、静止衛星の開発に着手すると伝えた。また、「光明星3号」の発射に使われたロケット「銀河3号」をしのぐ大型運搬ロケットの開発にも着手すると報じた。
　同紙は「光明星3号」を含む各種の計画について、平和的で科学技術的である点を見せるとした。また「光明星3号」の打ち上げ失敗と関連し、「軍事的性格を持つミサイル実験を故意に公開し、失敗を報道する国営通信がどこにあるのか」とし、発射はあくまでも平和利用だという点を強調した。
　同紙は今回の打ち上げについて、「2012年初となる実用衛星発射は国に大きな意義を付与した」と報じた。