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在米韓国人 デトロイトに慰安婦少女像の建立推進

2012-11-25 16:32:36 | Weblog

 米国の韓国人会が中心になって、ミシガン州デトロイトに旧日本軍の従軍慰安婦を象徴する少女像の建立を進めていることが分かった。ソウルの日本大使館前にある少女像の設計者が製作に携わる。既に地元市議会などから建立についての支持を得ており、市の最終決定を待っている状態だ。
 ミシガン州少女像建立委員会のキム・スギョン委員長は聯合ニュースの取材に対し、「米国人に慰安婦の話をすれば、大きな衝撃を受ける。少女像の建立にも積極的に参与しようという気運が出てきている」と建立推進の背景について話す。
 少女像はデトロイト近郊にあるビジネス街の公立図書館に建立予定だ。日本大使館前の少女像をデザインしたキム・ウンソンさん、キム・ソギョンさん夫妻が設計を手掛ける。
 同図書館は毎年14万人が訪問し、学校の実習教育でも利用されるという。韓国人会の広報官は「米市民社会に慰安婦問題を知らせるのに、うってつけの場所だ」と話す。

 少女像建立推進については、米国男性と結婚した韓国人女性の集い「韓米女性会」も一役買っている。韓米女性会は24日に建立推進の募金イベントを開いた。イベントにはキムさん夫妻も参加、少女像のミニチュアを競売するなどして建立費を集めた。
 少女像建立委員会は3万5000ドル(約288万円)の募金を集めることを目標にしている。既に米国人らが1人当たり5~500ドルの募金をし、約5000ドルを集めたという。
 少女像建立は7月の韓国人会の集まりでプランが出された。当初は碑の建立が提案されたが、日本が謝罪と賠償を行った後も「人間の尊厳」と「女性の人権」を訴える必要があるとの認識の下、少女像を建立することになったという。その後、ミシガンホロコースト博物館の研究者らと共に諮問委員団を結成するなど、計画を具体化させてきた。
 キム委員長はナチス・ドイツのホロコースト(大虐殺)に対する現場学習のように、少女像を通じた学習が行われる日が来ることを望んでいると話した。
 現在、米国にはニューヨーク州とニュージャージー州に慰安婦の碑があるが、少女像はまだない。

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