1～3月期の中朝貿易額が過去最大 13億7千万ドル

　北朝鮮と中国間の1～3月期の貿易額が13億6800万ドル（約1093億円）と、過去最大だった昨年1～3月期（9億7200万ドル）を40％上回り、記録を更新した。米国営放送ボイス・オブ・アメリカ（VOA）が1日、中国商務省の統計を基に伝えた。
　北朝鮮から中国への輸出が5億6800万ドル、輸入が8億ドルで、それぞれ前年同月比40％増加した。北朝鮮の対中貿易赤字は2億3200万ドルで、前年から6200万ドル拡大した。
　韓国貿易協会の資料によると、北朝鮮の輸出品のうち石炭が56％を占めた。前年同月比106％増の3億1800万ドル。次いで、鉄鉱石が4900万ドル、非合金銑鉄が1500万ドル、男性用の合成繊維ジャケットが1250万ドルなどの順だった。
　北朝鮮の輸入品トップは原油で、全体の28％にあたる1億6400万ドルだった。以下、20トン級以上の貨物車（3100万ドル）、大豆油（1850万ドル）、繊維（1200万ドル）、小麦粉（1100万ドル）と続いた。
　一方、1～3月期に韓国と中国間の貿易額は603億ドルで、中朝間の約44倍だった。