韓国には、相手が日本人ならば、ちょっとやそっとは無礼であっても構わないとの通念があります。
実際、韓国では日本人に対する無礼なふるまいや侮辱的な言動が、ごく普通の人々の間での日常的な習慣になっています。
この背景には、日本人に対する古い時代からの伝統的な侮日の意識があります。
そのため、ちょっとした習慣の違いが正しく理解されずに「行き違い」を生み、それが拡大して相互理解をさまたげてしまうことが、実際とても多いように思います。
日本人といえば、まず「謙虚」のイメージがあります。
得意げの自慢、「いかにもそうだ」とばかりの見せ方、そのものズバリの表現などを、はしたないと嫌う人が、日本人の大部分を占めていると感じています。
そういう人たちにとっては、なにげない素振り、無関心・無目的とも見える自律的な態度、それとない装い、遠回しの言い方などが、品格ある好ましいものと感じられています。
こうした、露骨なこと、むき出しなこと、あからさまなことを戒める、日本人全般に見られる心性は、日本に特有な「美風」の一つだと言えるのではと思います。
そこには明らかに、これ見よがしに自分を押し出す態度や姿勢を恥とし、できる限りつつましく身を処そうとする謙虚な心掛けが働いています。
韓国人の生活習慣や、生き方、ものの考え方には、現代日本人が強く違和感を抱くものがたくさんあります。
一方で、韓国人が大事にする生き方、ものの考え方、美意識とは正反対に近い、というのが、日本人の価値観です。
韓国人と日本人はどこがどれほど違うのか、なぜ日本人は韓国人とこうも違うのか。
今の日韓は、「行き違って当然」であるような関係となっているように思います。
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