北朝鮮 李大統領の名前標的に射撃＝4か月ぶり

　北朝鮮が故金日成（キム・イルソン）主席の銅像などの破壊を謀ったとして元北朝鮮脱出住民（脱北者）を逮捕したと主張する事件に関連し、李明博（イ・ミョンバク）大統領の名前が書かれた標的に向け射撃する映像を公開した。北朝鮮は同事件を韓国と米国が指示したものと主張しており、韓米への非難攻勢を強めている。
　聯合ニュースが24日に確認した結果、北朝鮮の朝鮮中央テレビで前日に、両江道人民保安局の軍人らが李大統領の名前と李大統領を非難する文言が書かれた標的に向かい射撃する場面が放送された。李大統領を非難する文言が書かれた人形を軍用犬がかみちぎる映像も確認された。
　北朝鮮メディアが李大統領の名前を標的に射撃する場面を報じたのは4か月ぶり。北朝鮮メディアは3月、韓国軍部隊で故金正日（キム・ジョンイル）総書記と金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の写真とともに2人の打倒を訴えるスローガンを掲げていたことに反発し、李大統領の名前が書かれた標的に射撃する場面を公開していた。