独島の領有権関連予算 大幅増額へ＝韓国

　韓国政府が「独島予算」を大幅に増額する。李明博（イ・ミョンバク）大統領の独島訪問を機に、韓日間の対立が深まり、独島を国際的に紛争地域化しようとする日本政府の攻勢が強まったことを受けたもの。
　政府関係者は9日、聯合ニュースの取材に対し、「独島領有権の強化・固定化事業の2013年度予算を大幅に増やす方針。主務官庁の外交通商部と予算当局が協議中」と明らかにした。少なくとも30億ウォン（約2億800万円）は超えるという。現在は23億2000万ウォン。
　独島領有権の強化・固定化事業は独島をめぐる領有権紛争は存在しないとの認識を内外に広める事業。外交通商部は同予算で、日本の挑発に対する政府レベルの総合戦略構築、古資料・地図収集、領有権根拠の強化に向けた研究などを行っている。
　与野党ともに賛成しているため、国会の審議過程で予算がさらに増える可能性もある。
　一方、日本政府も独島に対する領有権の広報関連予算の増加に乗り出している。