北朝鮮の穀物生産 昨年より若干増加か

　米国営放送ボイス・オブ・アメリカ（VOA）は8日までに、国連食糧農業機関（FAO）が発表した報告書で北朝鮮の今年の穀物生産が若干増加するとの見通しを示したと報じた。
　報告書は北朝鮮で洪水が発生したが、農資材の確保状況が改善し、穀物の生産が増加すると見込んでいる。
　FAOは先月初旬にまとめた報告書でも、北朝鮮の今年の穀物生産量が昨年の420万トンに比べ4．8％増の440万トンになると予測していた。
　世界食糧計画（WFP）北朝鮮事務所のロエル事務所長は今月初旬、聯合ニュースの取材に対し、「北朝鮮の穀物生産が昨年より増えるとの話を聞いた」と伝えた。
　FAOとWFPは先月、北朝鮮で穀物の作柄などに関する共同調査を行った。今月中旬に具体的な穀物生産の予想値を発表するとみられる。