韓国では1970年代に、過度な肌の露出を問題視した当時の軍事政権により「ミニスカート禁止法」が導入されました。
信じられないような話ですが、公共の場で過度な肌の露出は公然わいせつ罪とみなされていたのです。
また同時期には、男性の長髪も禁止されていました。
「ファッション警察」というのが実際にいて、彼らを見つけると、そこが交通量の多い路上であってもただちに髪を切られていました。
時代は流れ、1987年の民主化とともに、このような法律があることすら忘れさられていましたが、この法律を正式に撤廃しようという動きが本格化したのは、なんと、2006年末のことです。
2004年ごろから韓国では超ミニスカートが流行していましたが、この法律に照らし合わせると、若い女の子たちは逮捕されても文句はいえない状況だったわけです。
近ごろの若い女の子は、超ミニスカートをおしゃれとして捉えるとうになりましたが、そのような姿を見て顔をしかめる大人たちもまだまだたくさんいることを忘れてはいけません。
時代が変わったとはいえ、公衆の面前で肌を露わにすることは、一般社会ではまだまだ受け入れられていないのが現状なのではないでしょうか。
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