韓国では、たとえ間違っていても「大声」がまかり通ります。
多数決が美徳のようになっている世の中ではありますが、いざという時に信頼すべきは「数」ではありません。
その事案に対して専門的な知識と経験で武装した人が必要です。
そんな人が指揮を執ってリーダーにならないと、「数」は本来の力を発揮することはできません。
ヘタをすれば、ただの「頭数」で終わるしかありません。
専門家は、その知識と経験を持って、その場の問題を的確に分析し、もっとも客観的な意見を提示してくれます。
現場の専門とは、実は「客観性」とも繋がっているのです。
だから統制もできます。
問題は、知識も経験もなしに、声だけ大きい(主張だけ強い)人たちの存在と、結果としてそういう人達が勝つ社会風潮です。
韓国の諺、「声の大きいやつが勝つ」が、まさにそこを皮肉っていると言えます。
諺があるからには、昔からそうだったようです。
専門性が足りないと、事実に対する客観性も低下し、根拠のない意見を正すことができなくなり、結果的には混乱だけ大きくなります。
だから、その中で声の大きい(ただ主張が強くてよく目立つだけの)人が勝つのです。
たとえ、その大きな声で叫んでいる内容が、間違っているとしてもです。