1月17日午後
<韓国 平澤>
駅の右側は市外バスターミナル、左側は警察、旅館、セブンイレブンなどがある。
平澤市はソウルから南に車で約1時間(約80キロ)の距離に位置し、首都圏と南部地方を繋ぐ首都圏の関門でもあり交通の中心地です。また、海に面した農業と漁業の盛んな地方都市でもあり、最近では、中国向けの自動車などの輸出の拠点となる貿易港として発展しています。
地名(平澤/全員が平等に豊に生活する)が意味している通り、広々として肥えた平野と豊な水等の自然条件を取り揃えており、昔から人心が良く、住み心地の良い伝統的な穀倉地帯としてよく知られています。
人口の一極集中が問題となっているソウル特別市の衛星都市として近年とみに発展を遂げ、大手電器メーカーや自動車会社などの工場、関連会社が次々と進出しています。
また、港湾は、首都ソウルに近く中国大陸に向けて開かれた地の利を生かし、貿易の新拠点として整備が進んでいます。1995年には2市が合併、十年前に約13万人だった人口は約36万人まで膨れ上がっています。
経済再建が大きな課題とされる韓国ですが、ここ平澤市では高速道路や巨大橋などの社会資本、増え続ける人口に対応するための高層集合住宅が急ピッチで建設され、新興都市特有の活気がみなぎります。その一方で、郊外には広大な果樹園と水田が連なる昔からの農村風景も見られます。また、平澤米と梨の生産地としても有名です。
平澤市は、大規模な三つの工業団地を抱え、ソウルと直結する高速鉄道(京釜(キョンブ)高速電鉄)、高速道路を有し、今後、平澤港の大規模な整備により貿易および工業都市として発展することが期待されています。