硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

理解しがたい事件

2013-06-16 13:40:31 | 日記
実在女性を装いネットの掲示板に痴漢行為を求めたというニュースを見た。書き込んだのは税務職員。実行犯は元介護士。

そんな掲示板がある事にも驚きであるけれど、掲示板に書き込んだのが当人であると信じていた男もビックリである。

動機はおそらく嫌がらせであろう。精神的に追い詰められてゆく者の気持ちを考えない人達に閉口してしまう。

インターネットは大変便利で、誰かの生きる糧になっている素晴らしいツールである。しかし、誰かを傷つけてしまうツールでもある。また、使用する者の良心を問われるものでもある。しかし、人はいつの世も道を踏み外すものである。

また、経済効果等も含めて此処まで進んでしまえばいまさら後戻りもできないであろう。したがって使用する者の成長が伴わない以上、危うきツールと疑いつつ使用せねばなるまい。


また、違和感を感じたのは誘導したのが税務職員で使われてしまったのが元介護士であるという点である。

元なら無職でいいように思うが、あえて元介護士と発表されたのはなぜだろうか。

しかし、あえて発表された事により、社会的地位、社会的格差というものが顕著に出てしまったように思う。

つまらない自己中心的な行為によって、女性が被害を受け、介護と言う仕事に就く人の倫理観の希薄さが露呈してしまったように思う。

そう考えるとすべてにおいて救いようのない事件であると思う。