硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

ガンダム・ダブルオー「A wakening of the trailblazer 」を観終えて。

2022-11-21 22:12:59 | 日記
「A wakening of the trailblazer 」を観終える。

Second seasonの感動が残ったまま、劇場版を観られる事に感謝ではあるが、一度観ただけでは理解できないのが、「ダブルオー」。
しかし、もやもやしたままでは気持ちが悪いので、ウィキにダブルオーのデータを残した賢者の力を借りて、物語を咀嚼してみる。

それでも、疑問は残る。
たとえば、ELSが、高知能生命体ならば、侵略行為としてしかみられない、侵食と融合といった行為や、ルイス・ハレヴィが恐怖を感じる脳量子波の介入も、不可解に感じる。

まぁ、細かい事は気にしてはいけない。

それ以上に、スピード感のある戦闘シーンは圧巻であり、「ちょっと長いな」と思わせる頃に「胸アツ」シーンを入れ込んでくるから、目が離せない。

監督の清水精ニさんも、脚本家の黒田洋介さんも、僕と同世代。だから、観てきた作品も同じであると思われるから、ダブルオーを観ていると、これは、あの作品へのオマージュなのかなって思う事もあって、ちょっと嬉しかったりしました。

その嬉しさのMaxが、劇場版のエンドロール後の一場面でした。

年老いた女性がピアノを弾いている姿をみて、「これはっ、BEFREE!」と、思わず口からこぼれ、ほくそ笑んでしまう。
そして、これまでの、ダブルオーのストーリー展開にも納得がゆく。

清水さん、黒田さん、ひょっとして、あの漫画好きでしたか? 

「ガンダムOO」

2022-11-19 13:31:39 | 日記
女子大学生とお話をする機会を得る。共通点など皆無であるから、当たり障りのない「サブカルチャー」の話題を振り、「推しはありますか ?」と、言う問いかけに女学生さんは、少し古いけれど。と、前置きして、「ガンダムダブルオー」と答えた。

心の中で「なんだと。ダブルオーだと!! 」と、気持ちが昂る。

しかし、ガンダムシリーズは、firstと08小隊しかよくわからないので、物語の内容を聞いてみると、女学生さんもネタバレしないように巧みに説明してくれた。

面白そうなのがとても伝わる。これは観るしかない。

翌日、TSUTAYAさんに行き、first・seasonの2話までをレンタル。
ハマるのには、それで十分だった。その翌日まとめてレンタルし、少しづつ観てゆく。
巧みなストーリー展開に、さらにハマり込んでゆく。
女学生さんはキャラクターに「ハマって」いたようであるが、僕はこの世界観にはまり込んでしまった。

リアルタイムの放映は2008年であるから、もう、15年も時がたっているのに、まったく古さを感じない。
そして、当時、書店など何度かキャラクターの姿を目にしてはいたが、「なんでこんなキャラクター設定にしたんだろうか」位にしかとらえてなかった記憶がうっすらと残っていた。

しかし、ようやくその意図が理解できた。「ベルサイユのばら」と同様に、重たい世界観を引っ張ってゆくには「主要なキャラクターの美しさ」は必然である。(ウィキで調べたら、その通りのようだった)
また、僕にとっては追いかけの展開であるので、最初のうちは声とキャラがマッチしなかったのであるが、(宮野さんや神谷さんや三木さんの声は特に。)回を重ねるうちに合致してゆく。

ますます面白くなってゆく。久しぶりに「沼にハマる」である。

それでも、胸がムカムカするシーンも多く、観るのをやめてしまおうかと思ったが、そこは、「戦争」という普遍的なテーマで物語が進んでいるのだからと割り切る。

Second・seasonも観終え、残すは劇場版のみとなった。
ファンの方はもう周知の事だと思うが、僕には数々の謎が残っていて、劇場版でどのようにしてすべて回収されるのかが楽しみである。

そして、ダブルオーを観て最も驚いたのが、あの美しいキャラクターデザインが、晴海のコミックマーケット時代に大手だった「高河ゆん」さんによるもので、脚本家は、僕のアニメ好き時代の終わり頃に、ハマっていたアニメ「天地無用!!」の黒田陽介さんだった。

こんな形で、違う作品で再会するなんて。と思いながらも、お二人の出世を感慨深く感じつつも、時の流れの速さに、思わずため息をつく。

そして最後に、この作品を観て凄く思う事がありました。

15年前に「ダブルオー」にハマっていた高校生や大学生の人たちは、今、三十歳前後の年齢になっていて、大人と呼称される存在になっているはずです。

その皆さんには、刹那くんの言葉は、皆さんの中に、どんな形で残っているのでしょうか。


増税したい理由を妄想する。

2022-11-13 16:38:33 | 日記
散歩をしながら、なぜ国は、私たちの生活を顧みずに増税を行いたんだろうと、いろいろと妄想していると、一つの到達点に行き着いた。

まず、お金がたくさん集まれば、都合のいいようにお金を動かせるようになる。そのことにより、個人的な地位や財力も確実なものにできるのだから、何としても増税したいという意図が見えてくるような気がする。

そして、もし、仮に増税推進派の議員や官僚を操る者がいるとするならば、その人はなぜ増税を推進させる方向へリードしているのかを考えてみる。
国のお金を自由に使えるようにする理由があるとすれば、壮大な計画のはずである。

軍備増強の為とも思うが、戦争が起こらないように努力するであろうし、宇宙進出と言っても余り本気さが伝わってこない。
だとすれば、増税する本当の理由はなんだろうか。
もしかしたら、お金を集める事自体には大した意味がないのかもしれない。

これはあくまでも妄想ですが、「高い生活水準にあこがれを抱かせ、執着させれば、人は、個人を優先するようになるであろうから、賃金は据え置き、増税してゆけば、コストのかかる育児は自ら避けるようになってゆくだろう」と、誰かが考えた。
つまり、「意図的に人口減少を促進するための増税」。

国土面積とエネルギー消費量に対する理想的な人数は、おそらく算出されているはずであるから、それに向かって舵を切っているのだと考えれば、「なんでこんな時に増税するんだろうか」という疑問にも納得がいくのです。

こんなことあるわけがないよねぇ。



前言撤回。

2022-11-11 22:17:26 | 日記
発言を撤回する。

大臣がそう言うと、なんとも不思議な言葉に聞こえる。

多くの人の支持を受けて都道府県の代表として国政に参加し、国政の中で省庁の代表に選ばれた人物が、勘違いしている新入社員のように、「僕は、こんなつまらない部署で働きたくないんだよねえ。」と、言っているようでは、安心して国政を任せられない。

もっとも、法学士なら、前言撤回と言った時点で、もう負けなのではと思う。

大臣が失言してしまう理由。

2022-11-10 22:30:46 | 日記
また大臣の失言がニュースで流れていた。

学のない僕からしてみれば、たくさん勉強をしてきて、人一倍文章に触れ、よい大学も出ているのに、なぜそんな事を言ってしまうのか不思議でならないのであるが、つい失言してしまうのには理由があるからであろう。

そこで、こう考えてみた。

失言してしまう大臣は、大臣になることが目的で、そこがゴールと考えているからではないかと思う。
もし、大臣になって世の中をダイナミックに動かしてみたいとか、世の中をよくしたいとか、具体的な目標があるなら、大臣になってからが本当の勝負であると心得ているはずである。

だから、大臣になってすぐに失言しまうのは、大臣になることが目的で、それ以外の志がないからであると思う。
失言してしまう人を大臣に任命した理由はいろいろあるのだろうけれども、日本国の納税者として、なんだかがっかりである。

夜の踏切にて。

2022-11-05 10:01:42 | 日記
思い通りにならないのが世の常である。それが解るようになった。

しかし、我慢する側に回ってしまうと、なぜかどんな場面においても我慢する選択をしてしまうようになる。
そうする事で環境が安定すると思うからであるが、我慢を強いる側の者たちは、これ幸いとばかりに、横柄になり、躊躇せず、難題を課してくる。

赤色の点滅器が暗い路面を照らし、カンカンという音を闇夜に響かせながら遮断機が下りてくる。
踏切の前で一旦停止をし、遮断機が下りてくるのをじっと見る。
目の前の遮断機を車で押しきって踏切内に入ってしまえば、確実に死に至れると頭の中で誰かがつぶやく。

でも僕は、「しない」と口に出す。
まだ、そこまで絶望したわけではなし、希望を失ってもいないから。と、頭の中の誰かに言い返す。

様々な国で行われている民主主義などへの弾圧行為。部族間や軍のクーデターによる国内の内戦や、資源の奪い合いにおける組織的な紛争。人種差別。大国の侵略行為等々。

世界で起こっている紛争の知る限りを頭の中で思い浮かべてみる。

個人的には絶望しているが、大きな視野で観れば、喫緊的に生命に関わる事ではないし、自身の人生なのだから、選択の余地は残されている。
世界のどこかでは、理不尽な暴力が、ただ平和を望む人の命を奪い続けている。

電車が金属の摩擦によって起こる鈍い音を響かせながら目の前を通過してゆく。
明るく照らされている車内の人々の姿は、画質の粗いブラウン管テレビのように、ぼやけて見えた。

踏切が上がる。大きく深呼吸をして「まだ大丈夫」と口に出す。
そして、再び闇夜に包まれた踏切を渡っていった。