硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

報道されているニュースを個人的な観点から読んでみる。

2024-02-21 15:51:26 | 日記
朝食を摂りながらテレビを観ていると、ナワリヌイさんの死亡が報じられていた。朝刊にもその記事が載っており不穏な気持ちになった。

その時、「相棒」と「名探偵コナン」を欠かさず観ている妻が「これっ、絶対に殺されたんだ」と口にした。
きっと、誰もがそう思うだろうと思ったので、「じゃあ、誰に殺されたの? 」と問うと、そんな返事が返ってくるとは予想していなかったのだろうか少し沈黙の後、「反対派」とだけ答えた。

漠然とした答えだったので、少し呆れてしまい「海外のこの手のニュースは断片的にしか報じられていないからうのみにしない方がいい」と、返事をすると、その会話はそこで途切れた。

テレビ好きな妻はテレビの報道そのまま受け取ってしまう事が多い。しかし、そういう人の方が多数であると思う。

カール・タッカーさんがおこなったプーチン大統領インタビューは、テレビでも新聞でも取り上げられなかった。それは、そこで語られていることが不明瞭だからであろうとは思うが、その数日後に、トランプ前大統領の北大西洋条約機構への批判が大きく報じられ、その後にナワリヌイさんの死亡が伝えられ、今日、亡命したロシアのパイロットが遺体で発見されたというニュースが報じられていた。

妻の推測から察すると、「プーチン政権に抗う人」は「プーチン政権から粛清される」という意味なのであろう。とすれば、自由を奪うプーチンは悪い人なのだから許してはいけないという感情が芽生える。

だが、世界はそれほどシンプルではないように思う。

(x)のポストを観ていると、偏った情報ではあるが、親露派の意見が散見でき、テレビや新聞での報道とは真逆の意見も見られる。

その情報から察すると、世界を牛耳ろうとしている西側諸国の一部の人々が様々な国の権力を使い、あらゆることを操作し、北大西洋条約機構に逆らう国や地域を孤立、衰退させるために暗躍しているので、プーチン大統領はその組織に抗っていると見えているようである。

真意は分からないが、今回の出来事では、報道は明らかに中立を保ってはいない。

それは、ロシアから発信される情報は真実に値しないという固定観念があるからではないかと思う。
1945年 8月8日。日ソ中立条約を一方的に破棄し、それまで日本領だった満州や樺太に侵攻したことが、今でもロシアという国家を信用できない要因になっているのであろう。

真意は分からないが・・・・・・。

しかし、もし、国家をも動かせ、戦争を意図的に起こさせる組織が存在しているとするならば、戦勝国と戦勝国に寄り添ったエリートにとってのみに都合のいい民主主義をあたえられた戦敗国は、どうあがいても同じ土俵には上がれないのだろうと思う。



桜井のりおさんへ。

2024-02-16 22:20:51 | 日記
昨年ネットで知った「僕の心のヤバいやつ」

アニメ化するので、その宣伝として、漫画の一話が公開されていた。
「からかい上手の高木さん」や「あの着せ替え人形は恋をする」のような物語なのかなと思い、まぁ、とりあえず押さえておくかという位の気持ちで予約録画をした。

実際にアニメを観てみると意外と面白い。
ネガティブな拗らせ男子と、容姿端麗で少し天然でポジティブな女子とのラブコメという、散々使い尽くされた設定なのであるが、これまでの作品群とは何かが違う。

なんだろう。と思いつつ観続けていると、市川君と山田さんの関係の進化を楽しむというよりも、毎回観ていてにやけてしまっている自分に気付く。

これはなんだろう。と思いつつfirst seasonが終わり、その疑問はすぐに忘れ去られた。

しかし、second seasonが始まるのを知り、「これは観なくてはいけない」と、再び予約録画を設定。

観ていると、やはり面白いのである。
そして、ついに原作に手を出してしまう。自分がいい年をしたオジサンであるというのにも関わらずである。

しかし、その甲斐あってようやく気付いた。

登場人物の心理描写が繊細なのである。そこに刺さったのである。観るたびに枯れ果てていた心が潤ってゆくのである。

そして、「桜井のりお」とはいったい何者なのだと、気になり調べてみる。
なるほど。女性だったのか。だから、心理描写が繊細なのだと納得。
チャンピオン系の漫画で、「のりお」という名前だったからすっかり男だと思っていた。

僕の中の女性漫画家のラブコメの最高峰といえば「高橋留美子先生」であった。
しかし、ようやく高橋先生を超える実力者が出てきた。本当にうれしい限りである。

物語についても色々述べたいところであるが、そこはネタバレしないためにやめておく。
だが、一つだけどうしても述べておきたいことがある。

これは「桜井のりお先生」に向けてのメッセージである。

山田さんの父親が市川君にスープのレシピを渡すシーンありましたよね。
あのシーンの伏線回収がなされたとき、きっと僕は泣いてしまうと思う。

楽しみに待ってますね。