硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

晩餐とおしゃべり。 ケアマネージャーと言う仕事の疑問。

2013-06-24 08:31:35 | 日記
昨日数年ぶりに友人から連絡があり夕食会の運びとなった。久しぶりの再会。みんな元気そうである。ここに集まった友人は、以前同じ職場で働いていた人達である。現在はバラバラになりはしたが、それぞれに頑張っている。

一つのお鍋をつつきつつ多岐にわたった楽しいおしゃべりが続く。メインは「介護」と言う仕事について。

その中でも二人のケアマネさんのお話を(愚痴といってもよいかも)聴いて色々思った事を僕なりに咀嚼して一石講じておこうと思います。

彼らの共通した問題は、世の人達がケアマネの役割りをあまり理解していないという点。

その為、他の事業所(!)や介護者が、萬事を言ってくるので大変なのだぞう。その事によりプランの作成時間等が押してしまうようである。

次に、事業所主が無理を要求する事。その事によりサービス残業しなければならなくなるのだそう。

そのような状態が続くと精神的に病んでくるのだそう。

話を聴いていて思ったのは、それらの問題の根本は介護保険制度事態にあるようである。

現場の声を反映して、制度を改定してゆけば彼らの苦労も少なからず解消されるのではないかと思うのですが、実際の処はどうなっているのだろうか。

それでなくても問題が山積しているのに、厚労省の人々はどう考えていらっしゃるのだろうか。凄く気になります。

労働条件も含めて、ケアマネと言うと介護職のキャリアアップと言う位置づけになっているけれど、その概念も破綻しそうである。

事業所は増え続けている。雇用が生まれ、高齢化に対応した箱が出来る事により、社会の不満もある程度抑制できよう。でも国が支払う公費は大赤字であり、その問題は若い世代に丸投げするのだろうか。 上がりを決めた自分達さえ安泰ならそれでよいと思っているのだろうか。

エリートと呼ばれる人達は、社会の底辺の者たちから、広く薄く搾取することで安定を図ろうとしているのだろうか。

逆に「今の状態に不満を感じているなら、人に頼らず自身で努力しろよ。」と言っているようにも思う。

負け犬の遠吠えかもしれないけれど、彼らの話を聴いていてそんな風に思った。でも、彼らは今日も「今日の仕事」をなんとかしようと職場に向かっているのである。

厚労省のエリートの皆さん。介護を持続可能な事業にしようとお考えなら、もうちょっと働きやすい制度に作り直してください。
そうでないと、そこに集う者がいなくなってしまう気がします。

それが真の狙いなら仕方がないけれどね。