田中雄二の「映画の王様」

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加山雄三の映画 その1

2023-01-08 06:00:42 | 映画いろいろ

 年末の紅白歌合戦への出演を最後に、ステージからの引退を表明した加山雄三の出演映画で、見たことがあるものをちょっと調べてみた。


岡本喜八監督

『独立愚連隊西へ』(60)(1989.1.18)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/33ecbe7aae28d00f1a8c5984f542ae49


『戦国野郎』(63)(1992.1.25.)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8d86539ccfdb091293ddcc1611aed05b


『日本のいちばん長い日』(67)(1974.8.16.ゴールデン洋画劇場)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4eaf78cafbb73ab170b60b362cb49387


成瀬巳喜男監督

 『乱れる』(64)(1976.12.19.日曜映画劇場)

 監督・成瀬巳喜男、脚本・松山善三。戦争で夫を亡くした後も、嫁ぎ先の酒屋に留まり、家のために懸命に尽くしてきた森田礼子(高峰秀子)。義弟の幸司(加山雄三)から愛の告白をされた礼子は、悩んだ末に、幸司と共に逃避行の旅に出る。果たして2人の運命は…。

 2人がたどり着いた銀山温泉の風景、そして思わず絶句させられるような、やるせなく衝撃的なラストシーンが心に残る。まさに"ヤルセナキオ"の真骨頂。加山が、一途に義姉を慕う幸司役を見事に演じた。


『乱れ雲』(67)(1976.5.30.日曜映画劇場)(1999.1.)

 交通事故で夫を亡くした女性(司葉子)と加害者の青年(加山雄三)が、許されない間柄でありながら、引かれ合っていく姿を描く。

 成瀬巳喜男の遺作となった『乱れ雲』が、妙に心に染みた。初めて見たのは高校生の頃だったので、この映画で描かれた男女の愛憎の機微(まさに別名ヤルセナキオの本領発揮!)など分かろうはずもない(いまだに分からないか)。

 もっとも、この映画で描かれたような、夫を失った女性の自立など、今は珍しくもない(夫がいても自立する)のだから、この映画を初めて見る若者たちには、いかにも古くさい映画として捉えられてしまうかもしれないなあ。

 加山雄三は、頑張っているが、時々若大将に見えてしまうところもあった。


黒澤明監督

『椿三十郎』(62)(1979.10.25.蒲田宝塚.併映『隠し砦の三悪人』『用心棒』)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9b82cd9ed7edf5a2245107033de223ea


『赤ひげ』(65)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/83c26034db6cf9fde5a303eb2f538096
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/26bccad59a259cfe75f68aa0e4fe0010
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/48cd11470d0e2ece91ad9b0601a2dd2c


戦争もの 

『太平洋の翼』(63)(1979.4.3.)松林宗恵

 東宝演技陣に、若き日の渥美清、西村晃などが加わった戦争悲喜劇。女優は星由里子ただ一人。


『青島要塞爆撃命令』(63)(1978.10.11.蒲田宝塚.併映は『火の鳥』)古澤憲吾

 第一次大戦中の青島の戦いで、ドイツ軍に立ち向かった海軍航空隊の活躍を描く。意外な拾い物。東宝に戦争映画の名作がたくさんあるのを忘れていた。複葉機からのレンガや釘の投下シーンが、いかにも古めかしくて面白い。主要メンバーは誰も死なないし、深刻にならずに見られる楽しい戦争映画。


『連合艦隊司令長官 山本五十六』(68)(1968.8.目黒京王東宝)丸山誠治 
『日本海大海戦』(69)(1973.9.30./10.7.日曜映画劇場)丸山誠治 
『激動の昭和史 軍閥』(70)(1976.12.30.)堀川弘通


『零戦燃ゆ』(84)(1987.8.15.ゴールデン洋画劇場)舛田利雄

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/84b1fe88b1f99c0a45c829a5121770ca

 


 


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