『キュリー夫人』(43)(1988.7.3.)
グリア・ガースンとウォルター・ピジョンにとっては『塵に咲く花』(41)『ミニヴァー夫人』(42)に続く3度目の共演作。日本では1946年に、アメリカ映画輸入再開第1号として『春の序曲』とともに公開された。監督はマービン・ルロイ。
キュリー夫妻のラジウム発見の物語は、小学校の教科書で知った覚えがあるが、この映画はそうした科学的な功績よりも、古き良き夫婦愛の姿を中心に描いている。映画の端々で「ドリーム」という言葉が語られ、スラングのないきれいな英語が全編にあふれる。甘い、古いと言われようが、やはりこうした古き良き映画には捨て難い魅力がある。
また、『風と共に去りぬ』(39)などを例に出すまでもなく、この映画を見て、改めて、アメリカは戦時中であるにもかかわらずこんな映画を作っていたのか…という思いがした。
グリア・ガースン
ウォルター・ピジョン
グリア・ガースンとウォルター・ピジョンにとっては『塵に咲く花』(41)『ミニヴァー夫人』(42)に続く3度目の共演作。日本では1946年に、アメリカ映画輸入再開第1号として『春の序曲』とともに公開された。監督はマービン・ルロイ。
キュリー夫妻のラジウム発見の物語は、小学校の教科書で知った覚えがあるが、この映画はそうした科学的な功績よりも、古き良き夫婦愛の姿を中心に描いている。映画の端々で「ドリーム」という言葉が語られ、スラングのないきれいな英語が全編にあふれる。甘い、古いと言われようが、やはりこうした古き良き映画には捨て難い魅力がある。
また、『風と共に去りぬ』(39)などを例に出すまでもなく、この映画を見て、改めて、アメリカは戦時中であるにもかかわらずこんな映画を作っていたのか…という思いがした。
グリア・ガースン
ウォルター・ピジョン