田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

“20世紀最高のグラマー”と呼ばれたラクエル・ウェルチ

2023-02-16 23:34:55 | 映画いろいろ

 映画館で最初に見た洋画が『恐竜100万年』(66)。もちろん当時の目当てはラクエル・ウェルチではなく、レイ・ハリーハウゼンがデザインしたブロントサウルス、アロサウルス、トリケラトプス、アーケロンといった恐竜の方だったのだが…。後になって、あの時のラクエルの衣装?がいかに際どいものだったということに気付くことになる。

 最近、ケネス・ブラナーの『ベルファスト』(22)に、少年時代の思い出としてこの映画が出てきた時に、ブラナーは自分と同年代なのだと改めて知らされた。

 『ミクロの決死圏』(66)での、ぴちぴちのボディースーツ、着替え、藻を取るためにラクエルに触りまくる男たちなどのシーンは、男性向けのサービスだったとも思われる。

 ほかに、男から女へ性転換した主人公を演じた『マイラ』(70)、原作では男性の刑事を演じた『複数犯罪』(72)、コンスタンスを演じた『三銃士』(73)、コメディの『走れ走れ!救急車!』(76)など。

 『バンドレロ』(68)『100挺のライフル』(69)『女ガンマン 皆殺しのメロディ』(71)といった西部劇にも出演した。

 『コクーン』(85)で娘のターニーを見た時は、母とはまた一味違ったエキゾチックな美貌に驚かされた。彼女も自分と同年代。となると、ラクエルは母親のような年だったことになる。
 

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『アントマン&ワスプ クアントマニア』

2023-02-16 10:26:21 | 新作映画を見てみた

『アントマン&ワスプ クアントマニア』(2023.2.14.ディズニー試写室)

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)内の「アントマン」シリーズの第3弾。監督は前2作同様にペイトン・リード。

 アントマンことスコット・ラング(ポール・ラッド)は、ある日、実験中の事故により、ホープ(エバンジェリン・リリー)と娘のキャシー(キャスリン・ニュートン)、ピム(マイケル・ダグラス)とジャネット(ミシェル・ファイファー)と共に、未知の量子世界に引きずり込まれてしまう。スコットたちは、想像を超えた量子世界で、全てを征服するという謎の男カーン(ジョナサン・メジャース)と出会う。

 懐かしのジョン・セバスチャンの「ウエルカム・バック」が流れるオープニングとエンディングだけがかろうじて元のテイストだが、あとはほぼ全編が量子世界での展開となるため、アントマンの魅力である、日常的な普通過ぎるヒーローという点や、日常と非日常との対比、マイケル・ペーニャら、脇役たちの活躍といった楽しみが全くなくなってしまっている。

 量子世界のキャラクターたちも、まるで『スター・ウォーズ』のパロディのように見えた。ベテランのマイケル・ダグラスとミシェル・ファイファーが頑張ってはいたが…。

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fec542d9eb40b7143ab45fdffc3f40de


『アントマン』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ecda1aebec16b6472139953955f39011

『アントマン&ワスプ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fd0eb6544140c4902aec7bd3100a48d7


 

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