TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

日本のメダルラッシュやね

2024-08-11 22:04:27 | よしなしごと

 オリンピックという大会は歴史的使命を終えていると思うし、腐敗の極致であるIOCなんか解体しろ!と思うけど、選手の頑張りは別。

 僕らが子供の頃、スポーツ選手になるってのは、「勉強をはじめ、色々なことを諦める」こととほぼ同値であった。特に酷いのは、監督コーチの理不尽な体罰を受入れ、どんなにおかしいと思う「指導」でも受け入れるということで、それが耐えられないというのならば、「根性なしだからスポーツをやる資格がない」ということであった。

 縁あって大学から野球をはじめ、当時から徐々に変わっていった「体育会体質」は、今はもう、多くの分野で解体していったようだ。それが今のメダルラッシュに繋がっているのだろう。

 今の選手は能動的に、自分で情報を取りに行き、合う合わないを吟味しつつ監督コーチをアドバイザーにしているようだ。少なくとも、徳島インディゴソックス(野球やんw)はそういうチームだと聞いている。多大な成果をこのチームは出している。

 特に、スケボのような新興スポーツは「上」がいないので、本当に選手個々の能力が色濃く反映しているように思える。「公園の遊びで覚えた技」が「世界レベル」だと気づいて、本格的に選手をやって金メダルを取った選手なんて典型的だろう。

 そして大事なのは「体育会体質」で非常にいやな目に遭い、そういうのを解体してやろうと実は考えていたであろう僕らより少し上からの世代(団塊の世代までのスポーツ関係者まではダメだ、白け世代以降)は、こういう仕組みを作りつつ、「金は出すけど口は必要最小限しか出さない、権威主義なんてももってのほか」を結構頑張ってやっていたと思う。そして、少なくとも野球については「勉強がある程度できないと、将来困るから、赤点取ったら練習に参加させない」というところもある。具体的には同志社大学ね。

 さて。今、ダメダメになってしまった左翼最大党派の日本共産党は、友人が言うところの「ボンクラ志位のポエムを読まされるだけの赤旗」に代表されるような権威主義と、下部にすべての負担を押し付ける仕組みとなり、衰退を重ねている。個人的には、イギリスの共産党みたいに、千人未満の党員になる日もそう遠くないと思っている。

 また、金を豚積みするだけの大企業。そりゃあ、トヨタみたいに「全部やる」と宣言しているところもあるけど、総体としては、技術開発にますます金を出さないようになっている。ましてや、ベンチャーには実費さえケチりだしている。なお、ベンチャーは外資をドンドン受け入れざるを得なくなり、はっきり言って日本の将来の産業の芽は外国の産業の芽になっている。

 スポーツ業界の体質改善と資金の使い方は、日本社会に多くのヒントを与えていると思う。まあ、「学ぶ気があれば、学ぶであろう」(by レーニン)だよね。

コメント
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