TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

備忘録

2011-04-14 23:46:00 | 幻論
http://kinpy.livedoor.biz/archives/51928311.html

ニーチェのいう「神は死んだ」社会なのは確かです。これは、「大きな物語」の死滅を本来意味すると思います。

しかし、資本制という「大きな物語」は今も生き残り、日和見の左翼様のおっしゃるような否定的事象をまき散らしています。

この最後に生き残った「大きな物語」とどう闘うか。この闘いにおいて、「それでも生命力を保った」マルクスの言葉こそが、導きの糸になると思っています。

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共産主義はこうあるべきといったひとつの状態、現実を変える理想状態などではない。共産主義と私たちが呼んでいるものは、現在の状態を止揚しようとする運動のことである。(ドイツ・イデオロギー)
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その共産主義運動は、「大きな物語」に帰着し、様々な抑圧を産みだしました。これは、そもそも人類古来から“当たり前のようにあちこちにある”共産主義と敵対し、破壊するものでもありました。中野重治の言葉を借りれば、共産主義とは本来、

すべてのひよわなもの
すべてのうそうそとしたもの
すべてのものうげなもの

で成り立っていると思います。しかし、戦前の共産主義者は中野重治をはじめとしてそれを「撥き去」ろうとしました。
http://red.ap.teacup.com/tamo2/1364.html

そして、とどのつまりはマルクス主義流共産主義は日本人に受け入れられませんでした。
(続)


「大きな物語」は時代に制約されます。資本主義の勃興(自由主義)、爛熟(帝国主義)という時代においては、資本主義が突き進んだ「大きな物語」とパラレルな、カウンターパンチとしての「大きな物語」を要求されました。それが、「前衛政党・計画経済」という所謂社会主義もしくは共産主義側が提示した「大きな物語」であります。血と生命を要求する、最も残酷な、しかし最も神聖な「大きな物語」でもありました。想像された行程は次の通りだと思います。「爛熟せる腐朽段階に達した帝国主義はその危機を戦争で再編することによって、本質を変えずに生きながらえようとする。ならば我々は戦争の危機(奴らの地獄)を、内乱(我らの地獄)に転化し、革命(さらなる地獄)へ突き進もうではないか!」という「大きな物語」です。

しかし、ここに一つの落とし穴がありました。「その「大きな物語」とやらの主役は本当に“我ら”なのか?(ザミャーチンの小説の題を意識しています、これは余談)」 「党、ひいてはそこの最高幹部なのではないか?」と、大衆が思ったことです。そして、日本共産党をはじめとする左翼党派がまさに「主役」であることが、バレてしまいました。「大きな物語」は必要であったと思います。そして、それを担保するために正義も必要であった、と。だが、前衛党は、前衛たりえる資格を選択するのは民衆、それも本当には「遅れた民衆」であることを党は忘れました。ボリシェヴィキなる一つの極端を実践した党の成功により、党¢蜿Oを指導#寬w導に固定しました。だが、「事件は現場」に、「真理は生産点」にあるのです。固定的では何も吸い上げられない! 揺らぎ、迷い、煩悶する、そういう場での苦闘こそが「真理」だと小生は思います。「科学」は方程式(出来あいの問題)を解くことではありません。グチャグチャの現実から、「ひよわなもの」「うそうそとしたもの」「ものうげなもの」を抱えつつ、方程式を作り出すことです。こんなの、自然科学をやっていたら当たり前のことだ! 何が「科学的社会主義」だ!(これは代々木=千駄ヶ谷をはじめとする党派に対する言葉です。)

申し上げたいことは、カウンターとして絶対的に必要な「大きな物語」=正義は、出来あいの、「偉大なる」マルクス尊師や不破教皇が大衆に授けるものでは決してありません。現場、あるいは持ち場立場でグチャグチャに矛盾した現実で苦闘し、煩悶し、個々人が間違いを犯しながら、それゆえに正義を絶対視することなく、正義同士――おそらくそれも矛盾し合うことでしょう――をぶつけあいながら、重ねながら積み上げていくものです。クラウドコンピューティングで構想される集合知のようなものです。

そして、それは、個人レベルでは揺らぎを持った、かつてのフェリックス・ガタリの言葉――分子革命――をもじって言えば「量子革命」を担う革命分子によって担われることでしょう。そういう運動として、マルクスの預言した「現在の状態を止揚しようとする運動」は、担われることでしょう。

だから、もし、この傲慢な言い方を許して下されるのならば、小生は声を潜めていいたい。これからの共産主義は、

「量子共産主義」

であると!!

コメント (9)
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解放同盟は嫌いだが

2011-04-14 07:45:00 | よしなしごと
これは酷い。糾弾を支持する。

【在特会】部落解放同盟が川東大了(在特会副会長)の差別街宣の糾弾に乗り出す http://togetter.com/li/109136

それにたいする小生の考え。某所で書いたもの。激しい怒りを禁じえない。


マジで1週間、人がかわりばんこで糾弾し続けて寝させないで心臓まひで殺すがよろし。「徹底的にやられれば徹底的に思い知る」ある。

コメント (3)
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