『アブダラと空飛ぶ絨毯』が本当の題名で、『ハウルの動く城2』は、スタジオジブリのアニメ映画にあやかった営業用だと思います。
『ハウルの動く城1』が、『魔法使いハウルと火の悪魔』で、アニメ映画の原作になります。
この本は、それから数年後のお話で、主役は若き商人アブダラです。内容は、アラビアンナイトをモチーフにした、空飛ぶ絨毯+ジン+お姫様たち。
夢の中で出会った美しい世間知らずの姫君「夜咲く花」が、ジンにさらわれてしまい、それを取り返すために若き商人アブダラが立ち上がります。アブダラの特技は、歯の浮くようなお世辞を連発して交渉する交渉術にあるのでした。
とにかく、出てくるキャラクターの個性が強烈で、それだけで楽しませてもらえます。
前作の、ハウルやソフィーやカルシファーも、隠れながら活躍してくれます。