あまりにも評判が良いので、アマプラで視聴。
はっきり言って、予告編だけでは、この映画の魅力は伝えられていませんでした。予告編だとあまり面白そうに感じませんが、実際見ると退屈せずに引き込まれます。
はじめは、タイムトリップコメディのお約束のお笑いで笑わせてもらえます。最後は少しシリアスに決めますが、最後の落ちもお約束。
オーソドックスな時代劇と、タイムトリップものが合体したコメディなのですが、すごいのは、このオーソドックスな作りで退屈させない力です。
水戸黄門や桃太郎侍などの型にはまったドラマでも、先が分かっているはずなのに「この先、どうなってしまうのだろう」とハラハラドキドキしながら見てしまうあの楽しさ。これこそが定型の面白さだと見せつけられます。
こういう面白さは、ただコピーしただけでは作り出せるものではありません。きめ細かい演技や、ちょっとした間の取り方、テンポのよさなどプロの仕事の大集成です。
最近、時代劇が少なくなりましたが、やっぱり時代劇は面白いんだと再認識させられる作品でした。