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むぎわら日記

自然、読書、模型のことなど

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『物乞う仏陀』石井 光太 (文春文庫)

2025年06月12日 | アウトドア(山歩き等)
貧しいアジアの障害者たち物乞いの実態を徹底的に密着取材した労作。
ポル・ポト政権の虐殺の傷痕が残るカンボジア
至る所に不発弾が残る村で暮すラオス
カンボジアからの難民が乞食化しているタイ
枯葉剤の後遺症か障害児が生まれてくるベトナム
ハンセン病者が住む森の中の村ミャンマー
仏教の業と向き合いながら生きるスリランカ
麻薬と呪術の組み合わせネパール
マフィアの赤ん坊狩りの犠牲者たちインド
など、各国に別々のテーマで切り込んでいます。
障害者になる理由は病気、薬害、不発弾、暴力など様々ですが、途上国では、福祉政策が不十分なこともあり、物乞いを生業として生きている人たちがいます。
そういう人たちを不幸だとか、可哀そうだとか言う目ではなく、ほんとうにどう感じているのか密着した取材が著者の真骨頂です。
他の著作もそうですが、彼らは彼らなりの楽しみがあり、生活のビジョンがあります。情報も遮断されていますが、とにかく、懸命に生きていることは確かです。酒を飲んでも、歌を歌っても陽気になり、目をつぶされ乞食を強いられている子供も、あそんでよと笑いながら袖をつかんできたりします。
そのままで良いとは思いませんが、かけ離れた生活をしている我々も彼らを理解する努力をすべきでしょう。

それとは別に、先進国に生まれることが、本当に幸福なことだとつくづく思ったりもします。

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角田山(五ヶ峠コース)2025初夏

2025年06月06日 | アウトドア(山歩き等)
梅雨入り直前の真夏日予報日です。
五倫石コースから登るつもりでしたが、麓の柿園の農薬散布日だったので、五ヶ峠コースに変更しました。
五ヶ峠コースは、登山口の標高が高いので、高低差は小さいですが頂上までの距離が長く、登山と言うより遊歩道ピクニックの雰囲気があります。高低差が少ないとは言え200m以上あるので、上り坂が苦手な人がへばっている姿もみることがあります。
かなり樹木の葉が茂ってきて、ほどよい木漏れ日の中、快適に登っていけます。ニガナの黄色の花がきれいです。
クマバチの羽音に見上げるとエゴの花が咲いていました。
サイハイランの群落を発見。こんなに固まって咲いているのは初めて見ました。
五合目は中間地点のはずですが、距離を見るとちょっと変ですね。山の合数は体感で決めると言う説もあり、初めの尾根に取り付くまでが、このコースの難所だとの判断なのかもしれません。
細い尾根道で、葉が茂る前は日本海を一望できるのですが、今は葉の隙間から見えるだけです。しかし、海から吹き上がる風が心地よく涼しさを感じます。
ヤマツツジももうすぐ終わりそうです。
三週間くらい前、ウラジロヨウラクのもち病を見た場所を通ることに気が付き、どうなっているかを確認しました。花も終わっていて、きれいさっぱり感染した花芽も無くなっていました。何事も無かったように葉が茂っています。
いつものように稲島コース9合目の観音堂まで足を延ばしました。
水田の稲があっという間に育って、緑色になっていますね。
あと10日ほどで、有効分げつ終止期に入ります。時の流れは速いものです。

モンキアゲハ、ウスバシロチョウが舞っています。
アザミが咲き始めました。
トリアシショウマ、サイハイラン、ニガナなどが見ごろです。
蚊は、まだ発生していないようです。
梅雨入り前、最後の登山になるかな。
梅雨に入ると、蚊や蜘蛛の巣とを対処しないといけない山行になりそうです。
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たきがしら湿原2025初夏

2025年05月19日 | アウトドア(山歩き等)
ギンリョウソウ(銀龍草)が咲いているかな? トンボが見られるかな?
などと思って、たきがしら湿原まで足を延ばしてみました。
上の写真で白く見えるのがミツガシワの花で、ほぼ満開でした。

ミズバショウは見ごろが過ぎていて、葉っぱが大きくなっています。
トンボは、コサナエがたくさん飛んでいました。
コサナエは素早くて、なかなか写真を撮らせてもらえませんが、この個体は、羽化したばかりなのか、ジッとしていました。
カモシカの道に入ると、ブナが主となった雑木林の新緑がまぶしいです。日が陰って曇っていたのが少し残念。
お目当てのギンリョウソウは、芽吹き出したばかりで、花は見られませんでした。芽のうちから、怪しげで薄美しいヤツです。
かもしかの道の絶景スポット「名もなき山」は、残雪もあり迫力と美しさを兼ね備えています。

ゴールデンウィークまで、ゲートが閉ざされていて、入ることができないからか、管理道路沿いには、フキノトウの綿毛が乱立しています。
ウリカワカエデの花。全体が、透明感があるレモン色で、好きな花の一つです。

今年はカメラに収めることができなかったと思っていたギフチョウが飛んできてスミレの蜜を吸ってくれました。
その他、ウワズミザクラやタニウツギも咲いていて、初夏と春の間を楽しむことができました。
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角田山(浦浜コース)2025初夏

2025年05月14日 | アウトドア(山歩き等)
ヒトリシズカやフデリンドウを観たくなったので、もう遅いことは覚悟の上で浦浜コースに行ってみました。
フデリンドウの姿は無く、ヒトリシズカの花は終わり実が付き始めていました。
4月に体調を崩して山に行けなかったのが今春の心残りになりました。
これは、サイハイランの蕾でしょうか。何本か見ましたが、今年は当たり年?
キツネノカミソリの群生地として、有名なコースです。早春に真っ先に芽を出した葉は、黄色くなって枯れてきています。8月上旬には茎をのばし花を咲かせる準備なのでしょう。
かなり若葉が茂ってきて、日光を遮ってくれるので、気温の割に汗の量が抑えられて快適です。
ヤマツツジが7~8分咲きくらいになっています。
正午を過ぎるとカラスアゲハが来ていました。
カエデも種が付いてきました。モミジのように真赤な羽がついています。
稲島コースの観音堂からの眺め。
5日前に来たときより、水が入っている田んぼが増えています。
霞がかかって遠くの山々が見えませんが、これはこれで広々としていていい眺めです。
タニウツギはまだつぼみです。

今年のスプリング・エフェメラル(春の儚きものたち)は、終わってしまいました。

ウラジオヨウラクが咲初めています。
ウスバシロチョウも観れるかなと思ったのですが姿が見えず。
繁殖期の鳥たちがにぎやかに囀っていました。
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角田山(稲島コース)2025春

2025年05月08日 | アウトドア(山歩き等)
駐車場ではハナミズキが満開でした。
久しぶりに初心者殺しの稲島コースを登ります。
このコースは、頂上までの距離が短く、短時間で登れ、登山道も整備されいるので、初心者向けと案内されることが多いですが、それを信じて、舐めてかかると大変苦労することになるのです。

その心は、3合目あたりから、階段が整備されており、それが9合目までつづくのです。つまり、登山なのに階段地獄が待っているのでした。登山に成れている人は整備されていて歩きやすいだけなのですが、初心者で階段が苦手な人は苦労します。特に有名な神社の1000段程度の階段で音を上げる人はご用心。
その代わり、事故率が高いと言われる下りが楽なので、登ってしまえば完全な初心者向けコースになります。
1合目手前にある薬師堂は、お祭りのようで、村の人が集まってきていました。
シャガが咲初め、登山道を彩っています。シャガが多い道です。
オオサワハコベも花盛り。
八合目から、晴天の日本海が美しい。
そして、目玉は、九合目の観音堂からの眺めです。
雪を被った飯豊山塊と、水を湛えた新潟平野。水田に浮かぶように村々が点在し、それをつなぐ道が、田園都市である新潟市の象徴です。
観音堂の八重桜は満開。
頂上の山桜は散っていましたが、ナシの花が咲いていました。
若葉も茂ってきて、初夏に突入です。
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新発田市五十公野公園

2025年05月02日 | アウトドア(山歩き等)
あかね(妻)とやぼ用で新発田市(しばたし)へ行ったついでに五十公野(いじみの)公園で散歩しました。
キンクロハジロがたくさんいて、人が来ると近づいてきます。
目が金色で、ポニーテールに縛った髪の毛がキュートな渡り鳥。
イワカガミが咲いていました。
丘陵を開拓した公園でよく見かけます。
ガマズミもたくさん咲いていました。
この公園の看板であるあやめ園は、まだ全然咲いていませんね。
あやめ園にあるウワズミザクラは満開でした。
ウワズミザクラは散るときが幻想的に美しく、白く細かい花びらが粉雪のように舞うのですが、すこし早かったようです。
周辺丘陵を少し探索。
猫山と書いてあるところが頂上らしいのですが、展望がほとんどありませんでした。
新緑の中を森林浴できたので気持ち良い汗をかかせてもらいました。
帰りは、回り道をして、赤谷から阿賀町へ抜けるルートで国道49号を使いました。新緑の中のドライブで、峠周辺の山桜は満開で時を巻き戻したような4月の風景を堪能しました。
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多宝山2025八十八夜

2025年05月01日 | アウトドア(山歩き等)
4月は体調が悪く、ほとんど山歩きができませんでしたが、元気になったので多宝山に登ってきました。
多宝山は、新潟市最高峰の山で、となりの弥彦山と並ぶ標高634mは、スカイツリーと同じ高さになります。
弥彦山は、各テレビ局のアンテナが建てられ電波塔の役目を担っていますが、多宝山は、気象庁のレーダーサイトがあり、新潟県と日本海の雨雲を24時間監視しています。
昨年、新しく建てられた新築のレーダーサイトで、前より高くなったような気がします。
古い跡地は更地になっていて、日本海を一望できますが、日向だと暑いので誰もいませんね。

古い登山口が倒木が激しく荒れて使えなくなったので、少しずれたところに移っていましたが、立て札も建てられて、正式に新しい登山口となりました。
今回のお目当てはコシノコバイモを見ることです。
4月に登れなかったので、麓ではスミレも終わっていて、ちょっと遅いかもしれません。
少し登ると、ミツバツツジが花盛りで目を楽しませてもらいました。
明るい尾根道が多いのがこの山の魅力です。
標高300mくらいのところで、コシノコバイモをよく見かけたのですが、1本も見当たりませんでした。やっぱり遅かったのでしょう。ちょっとがっかりです。
しかし、登っていくと時間を巻き戻すように季節が後戻りしていきます。
ミツバツツジも満開から五分咲き、つぼみ、つぼみもまだと移り変わっていくので、探しながら登ることにしました。
すると、フデリンドウに出会いました。

小さい花ですが、大好きです。それも1輪咲き。フデリンドウは一輪咲きが似合います。
一気に疲れが吹き飛びました。
標高550m付近まで来た時、見つけました!
コシノコバイモです。
まだ、開きかけですが、贅沢はいいません。
下は2年前の4月14日に撮ったコシノコバイモです。
小さな花ですが、葉で花を隠すように咲いています。
すっぴんのナチュラル美少女のようで、華奢な体に生命力を湛えているようで美しく感じます。
頂上付近のブナ林の新緑も美しい。
頂上付近にタムシバも少し残っていました。
これぞ、純白という感じの白がまぶしい。
ということで、満足のいく山行でした。
ギフチョウもたくさん飛んでいましたが、カメラの起動が間に合わずシャッターチャンスを2回も逃してしまいました。残念無念。

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高立山2025春

2025年04月27日 | アウトドア(山歩き等)
4月に入ってから体調が悪く、外出を控えていたのですが、かなり回復したので、脚慣らしに行ってきました。
春は新緑を楽しみながら、沢から登ります。
ハコベが花盛り。
葉わさび。
桜の花びらに囲まれたスミレ
イカリソウ
今年は見逃してしまったかと思っていたシュンランも盛りでした。
頂上から見る菅名山塊。
標高800mくらいから、雪がありそうです。
ヤマツツジが1輪だけ咲いていました。
スミレ類がたくさん咲いています。
ウラシマソウも咲き始めました。

低い木は、かなり若葉が茂ってきましたが、大木はまだ芽吹きはじめ。
GWが終わるころには、若葉で覆われるでしょう。
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角田山(福井ほたるの里コース)2025春

2025年03月27日 | アウトドア(山歩き等)
新潟県内夏日続出、上越市では30℃越えの真夏日になった異常高温日、暑くなる前に登りきるため、少し早めに登りました。
朝の気温は一桁台だったので、開いている花は少なく下を向いていましたが、降りてくるころには、元気を出していました。
カタクリがもうかなり咲いていて、見ごろを迎えています。
雪割草
アブラチャン
マンサク
ヤマザクラ
頂上にも雪は無く、3月中旬にはセ60センチ越えの積雪があったことを考えると一気に春になった感じです。
もう少し、早春の雰囲気を楽しみたかったのですが、もう春ですね。
雪解け後、一番先に姿を見かけることが多いヒオドシチョウにも会いました。

その他の花
スミレは咲初め、イカリソウも1輪だけ開花を見つけました。
クロモジはまだ蕾。
昆虫はビロードツリアブが飛んでいました。
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角田山(比の入沢~桜尾根コース)2025立春

2025年03月24日 | アウトドア(山歩き等)
黄砂が酷いけれど、今夜から雨らしいので、ちょっと一登り。
雪割草で有名な山ですが、ちょっと種を蒔きすぎな感があり、たくさん咲きすぎていてい有難味が無い感じです。
フクジュソウ、一輪だけ見つけました。
カタクリは、日当たりのよい斜面でやっと咲初めです。
早春と言えば、コシノカンアオイですが、今年の雪解けが遅かったので、今頃、お目見えです。
ショウジョウバカマは咲初め。
ニリンソウは、まだ、一輪だけ咲き始めいている感じです。
黄砂で、海は真っ白。
野ネズミの子どもかな?
ピョンピョン跳ねて逃げますが、なかなか隠れることができないのです。
シュンランは、まだ蕾でした。
頂上まではいかず、雲行きが怪しくなってきたので合流地点で桜尾根に下山しました。
他の花
オウレンは、盛り後半
ナニワズは、盛り
木の花は確認できませんでした。
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