むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)

2024年06月17日 | 読書
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?
Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。
内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。
主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。
そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。
梅雨時に読むのも良いかなと思える作品です。

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『比島投降記』石川欣一(青空文庫)

2024年06月16日 | 読書
フィリピンでアメリカ軍に降伏し民間人捕虜となった新聞記者の体験記。
アメリカ軍は、日本軍より数段上の軍隊であったことが良くわかりました。
合理的で近代的です。
物資の供給や、兵士たちの態度など、当時の日本軍にはとてもまねできません。
物資はボックス供給で、1つのボックスに10人分の物資が詰まっているものが
供給されます。食器も、熱湯で洗浄し、あっという間に乾燥します。
部下を殴らないと命令を遂行できない司令官は無能扱いです。
戦場で戦った相手でも、自分たちは戦争をしたくて戦っているわけではない、上からの命令で仕方なくというスタンスが末端の兵士にはあります。
記者によると第一次世界大戦のときよりアメリカは、確実に発展していたとのこと。
現代の日本も、サッカーの試合会場で清掃をするとか、民度の高さを誇っていますが、少し前までは、三流国の民度でした。
国は発展して、民度も発展していきます。
これからの世界もそうなっていくでしょうから、将来の世界が楽しみになりました。


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『記憶屋』織守きょうや(角川ホラー文庫)

2024年06月15日 | 読書
暑くなってきたのでホラーでもと思って手に取ったのですが、ホラーというより青春オカルトミステリーものですかね。
マイナーな都市伝説である記憶屋(依頼すると忘れたい記憶を消してくれる)をめぐる物語となります。
主人公は、恋していた人に忘れられた痛みから、記憶屋を探しに行くことになります。記憶屋は、自分と接触した記憶も消すため、手掛かりがつかみにくいことが、この小説の面白さになります。
わずかな手がかりから、記憶屋に近付いていくのですが、自分も記憶を消されているのではないか? 記憶を消すことは悪いことではないのではないか? など葛藤が生まれるところが、個性的な物語となっています。
記憶屋は男か女か、個人か組織か、断片的な情報を組み合わせながら、記憶屋の正体にせまっていきます。

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12人の優しい日本人

2024年06月11日 | DVD/映画
ブログの今日のひとことに、1番好きな映画というお題がありました。
1番と言うのはその時々で変るので難しいですが、とにかく何回も見ている映画としては、こんなのかな。
サム・ペキンパー監督の『戦争のはらわた』
アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』
ビクトル・エリセ監督の『みつばちのささやき』
岩井俊二監督の『四月物語』
大林信彦監督の『転校生』
などですが、なんとなく今回、You Tubeで見てしまったのが、
『12人の優しい日本人』です。
陪審員12名と、警備のおじさんとピザ屋の兄ちゃんしかでてきませんが、全員を好きになる映画だと思います。
12人の優しい日本人 Full Movie (No subtitles)
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『銀狼王』熊谷達也(集英社文庫)

2024年06月10日 | 読書
銀色の大きなエゾオオカミを追うマタギの姿を描きます。
絶滅に向かうエゾオオカミと、最新の銃を持ち、それを追う狩人の姿は、人間の身勝手さを匂わせる構成で、モヤモヤ感が全編に漂っています。
それだけに駄作に思えますが、逆にそれがリアリティとして感じることができると、また違った面白さが見えてきます。
直木賞作家としては、冒険的な設定だと思います。
その辺を面白がれるかどうかで、評価が変わるでしょう。
わたしは面白かったと思います。

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『「鍋がこわい」という病』高間しのぶ(ソレアブックス)

2024年06月07日 | 読書
子どもの頃の虐待などで、愛着障害になってしまった人たちの生き様と、その治療法のヒントが書かれています。
愛着障害と愛着不全は、似て非なるもの。
これらは、他の障害と誤診されたりする場合も多々あるとのこと。
シロートの私には複雑すぎて、読んでいて頭の中がゴチャゴチャになりました。
このような心理学は、まだまだ発展途上の段階で、試行錯誤を伴うことも多いようです。
自分自身もこっち系の心理に思い当たる節が多くあるので、参考になりました。
もう還暦過ぎているので、自力で解決してしまっていることも多いのですが、他人と価値観が違うなあと思っていたことも、なんとなくスッキリ理解できた気がします。

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那須・塩原方面旅行(3日目)

2024年06月06日 | 旅行/ドライブ
2泊3日の旅行も最終日。
朝一に、B級スポット、心霊スポットであまり有名ではない源三窟(さんげんくつ)へ行きました。源義経の臣下である源有綱は、源頼朝に追われ、この小規模な鍾乳洞へ潜伏していたと言います。米のとぎ汁により発見されて捕らえられてしまいました。
当時の様子が、人形で再現されています。
鍾乳洞の中は狭く、なかなか迫力があります。
資料館も規模の割に充実していて、江戸時代以前の銃刀の類もたくさん展示してありました。栃木には銃がたくさんある印象です。

最期は、この旅行のメインとなる那須どうぶつ王国へ。
なんと言っても、バードパフォーマンスが見どころです。
これだけで、来た甲斐があるというものです。
背景の森の中から谷を越え飛来してくる鳥たちが、観客の頭上擦れ擦れに飛行するパフォーマンスを見せてくれます。鳥の翼が起こす風が頭の上を吹き抜けるのが分かるくらいです。
鳥の種類も豊富で、タカ、ミミズク、ハクトウワシ、ハヤブサなどの猛禽類やオウムなどの芸が観れます。
すべて、山の向こうから飛んでくるのでスケールの大きさに大満足です。
観客の子供の手にも泊まります。
人気のマヌルネコ。
プレーリードッグ。
カンガルーやカピパラには、柵の中に入って間近にみることができます。
ラクダに乗ることもできるみたいです。
他にもいろいろなショーがあるのですが、バードパフォーマンスだけでお腹いっぱいになってしまって、半分くらい見て帰ってきました。

全体的に期待していたより、良い展示が多く充実した観光地だと思います。
晴れても雨が降っても楽しめるところですね。
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那須・塩原方面旅行(2日目)

2024年06月05日 | 旅行/ドライブ
昨日は雨で、今日の午前中だけ晴れ、昼過ぎから雷という予報でした。
那須ロープウエイを使って、午前中に茶臼岳に登って、雷が鳴る前に下山したいところです。
朝は、霧がかかり視界がありませんでしたが、10時ころから少し晴れてきました。
晴れたりガスったりと目まぐるしく変わる状況の中、茶臼岳の頂上をめざします。
火山なので、前日からの雨の影響はなく、地面も濡れていませんでした。
頂上付近の鳥居と、その奥に祠があります。
那須岳神社。標高1915m。ロープウェイの駅から1時間かからず到着できます。
御鉢をぐるっとわまって、下山。雨がポツポツ。
駅に着くと土砂降りになりました。
計算通りのタイミング(笑)

雨の中、殺生石を見によりました。
ここの木道は、雨にぬれても滑らないように加工がしてあって、安心して歩けます。
少し前に殺生石が割れたとニュースになっていましたが、現在はこのような状況です。割れた部分に、何やら不気味な模様が浮き上がってきています。そのうち、また話題になるかもしれません。

雨が酷いので、那須戦争博物館を冷やかしに行きました。
怪しい雰囲気バリバリの私設博物館。自衛官は無料で見学できます。
97式中戦車の残骸……靖国神社のものより迫力があると思いました。
冷やかしにと書きましたが、中へ入ると、凄まじい展示品のボリュームに圧倒されました。
特に、機関砲、機関銃、銃器の類は、種類が豊富で、このまま戦争できそうなくらいです。
モデルガンには見えないけど……本物なのかなぁ?
鉄砲が好きな人には大いにおススメスポットです。

2泊目は塩原温泉の亀の井ホテルです。
痒いところに手が届くサービスで、大満足のホテルでした。
コロナ禍を生き残った観光業は、サービスが一段階上達したと思います。

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今年の旅行は那須・塩原方面(1日目)

2024年06月04日 | 旅行/ドライブ
コロナ禍明けとなり、観光も本格的になってきましたね。
今年は、退職したこともあり、今まで忙しくて旅行へ行けなかった梅雨入り前の季節に行くことにしました。
まずは、大谷資料館へ。
石の採掘所を地下に潜ってみることができる異世界スポットとなります。まるで巨大な古代遺跡の中にいるような雰囲気に圧倒されました。
ドラマや映画、CMなどの撮影にも利用されているだけあって、写真や言葉では伝えきれない魅力があります。
肉眼より写真の方が明るく映っています。肉眼ではもっと暗い雰囲気です。
もう、悪の秘密基地みたいじゃ。
次は、藤城清治美術館へ行きました。
入場まで、小道を歩いていくのですが、その間にも影法師や、礼拝堂など見どころがあります。
ステンドグラスは藤城清治の作品。
美術館の中は、撮影禁止です。
入口付近の売店では版画が売られています。10万円以上するのがほとんど。
展示物は、盛沢山で、ボリューム満点でした。
次はステンドグラス美術館へ。
いろいろなステンドグラスの展示があります。
「大谷資料館」と「藤城清治美術館」が圧巻すぎて、印象が薄くなってしまいました。
そして、宿は、ペンション「イグアナの森」へ
狩人のオーナーが経営するジビエ料理を出してくれるペンションです。
シカのステーキを頂きました。
名前のとおり、イグアナのフジコちゃん(オス)と触れ合えます。
また、レッドテグーのマルコちゃんとも触れ合えます。抱いたり触れたりしても嫌がりません。抱き心地は、想像していた通りでした。


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イワカガミ

2024年06月03日 | 小さな自然
5月~6月に岩場に咲く可憐な花です。
鏡と言うのは、葉が鏡のようにテカテカしているという説があります。

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