綺麗な食害痕。
ちょっと翅をひらくと、白い模様が1列に並んでいるのが見えます。
自分と同い年の作家さんです。
アラフォーおやじが主人公の短編が7本載っている直木賞受賞作。
アラフォーおやじは、仕事に女房に子供と悩みがたくさんあるのです。
共感性・リアリティなどは抜群ですが、お話なので少しオーバーな感じなのは仕方がありませんね。
この程度のことは、サラリと解決して言っているのが普通のオヤジどもなのです。
その点、この本の主人公たちは繊細過ぎて弱すぎる感じもしました。
作者自身もあとがきに書いていましたが、Ｆはフィクション（物語）のＦが一番しっくりくるってことでしょう。
ハモグリバエの痕跡は、うねうねしているのが普通ですが、直線的なヤツもいます。
生まれ変わったら、数学者とか設計者とかになりそうです。
夏の定番の虫ですね。
オサムシに食べられていたり、蜘蛛の巣に捕らえられていたりしている姿も見ます。
ハゴロモは、セミの親戚なので、夏に大発生します。
クワガタのメスの見分け方は難しいですが、あごの太さからミヤマクワガタだと思います。
幼いころ、ネナシカズラが大発生して、寄生元の植物から養分を取り過ぎて枯らしてしまい自分自身も枯れてしまったところを見ました。
やり過ぎは自分も滅ぼすことを知ったのです。
そんなネナシカズラの花をみつけました。
これは、海岸に多いアメリカネナシカズラでしょう。
そして、恐ろしいネナシカズラは、こっち。
円の中央に発生したネナシカズラが、周りの植物を枯らしながら、外へ広がって行っています。
植物が枯れたところは、自分自身も枯れていってます。
凄まじい破壊力ですね。
吉村昭の短編は、死をテーマにしたものが多い。
この本も、葬儀のシーンが多いのです。
そういう訳で、お盆の前後に読むように８月初めころからチマチマと読み始めました。
葬式の話とか言うと暗い感じがしますが、割と笑える話もあって面白く読めました。
この手の蛾は、昼間、じっとしていることが多いですが、朝だからか、元気に飛び回っていました。
前翅と後翅の模様がきれいにつながっているところが、地味に美しい蛾です。
暑さも収まる処暑でしたが、北陸地方は記録的な猛暑でした。
今まで新潟県内では40℃越えを記録したことがなかったのですが、今日は新潟県内で３ヶ所も40℃越えを記録しました。
新潟市では、39.4℃を記録し、100年ぶりに最高気温の記録を更新しました。
本日は、午後から、お外で仕事がありまして、しっかりとこの記録的な暑さを体感してきましたとも……ハイッ！ 
