あのバラードが歌えない（喜多嶋隆）光文社文庫

おなじみ流葉爽太郎のCFギャングシリーズ最新刊。
出だしが、ありきたりすぎ（チンピラに追われている少女を助ける）で、おいおい大丈夫かと心配しながら読み始めた。
いつものようにおもしろいけど、今回は、変に説明っぽいところが鼻についた。
このシリーズは、単純明快ハードボイルドなところが好きなのだが、主人公の心理などの説明は不用だと思う。
また、ＣＦのコピーもいまいち説明くさい。

今回は、全体的に、手抜きだなあという印象。

喜多嶋隆もスランプか？

北の零年

安易に使われる「夢」と言う言葉は嫌いだ。
「夢＝計画性の無い無謀な目標」という感じがするからだ。
しかし、この映画のように、無謀な目標を持たざるを得ない状況になったとき、
初めて「夢」という言葉が説得力を持ってくるのではないだろうか。

硫黄島からの手紙

劇場へ見に行ってきました。
すごい映画が出来たものです。
アメリカでこういう映画が作られるということは、日米関係が未だかつてないくらい良好だということでしょう。
音響がすごいので、劇場での鑑賞をお勧めします。

今年のお正月

３日
新潟ゆるゆるプラモくらぶの新年会。
買ったもの：ドラゴンの1/35AUFKLRUNGSPANZER38(t)mit2cmkw.k.38のキット。
38(t)プラガにsdkfz222の砲塔を乗せた車両だ。
なんと、全員参加になったのだった。

４、５日
お仕事。

６日
家でおとなしくしてた。
７日
暴風雨。ビデオを返しに行った。
８日
午前中、DVDを観て、午後からお昼寝。

割と寝正月だった。まあ、理想の正月に近かったかも。

「すぐれた考え方」入門（和田秀樹）知的生きかた文庫

老人専門の精神科医の著者が書いた本で、独特の視点がおもしろかった。
当たり前を疑うとか、すぐれた仮説をたてるとか、複数の原因を考えるとか、ごく当たり前のことが書いてある。
たまに、それを本を読んで確認するのは意義あることだ。
当たり前とは言っても、自分の専門分野ならいざ知らず、それ以外のところで、実行することは難しいのだから。

前半は、論理的でよく書けているが、後半は自分の言いたいことを書き連ねただけという印象だった。

知的生きかた文庫という文庫名はすごいが、コンビニで売っている読み捨て文庫であることには変わりなく、その意図に使うのならよい本である。

スカイキャプテン

セピア色のマンガの世界。
世界観からはずれることなくエンターテインメントとして、パーフェクトに近いレベルで作られている。
こういうの好きな人にはお勧め。

欠点もないが、期待以上のものもない。

星になった少年

マイナーなジャンルが描かれていて、それだけでおもしろい。
ノンフィクションが元とは言え、最後がつまらなすぎ。
おもしろくするためなら、嘘をついてもいいと思うのだ。

笑の大学

安定した面白さで、笑える作品。
ちゃんと、複線やオチがあって、なるほどと感心させられた。

個人的には、ギャグ作家役の稲垣吾郎が、「ブスの瞳に恋してる」と同じような役なので、どうしてもダブってしまって、いいのか悪いのか分からなかった。

お正月

１日２日
１～２日に村上間島のばあちゃんの家に行って来た。
田舎料理を食べながらの正月は、また格別である。

ブラザーズ・グリム

グリム童話の作者であるグリム兄弟の作家になる切っ掛けとなったエピソードが描かれている。
とは言ってもノンフィクションではない（と思う）。
実在の人物を使い、観る者を現実からファンタジーの世界に引きずり込む大胆な構成は絶賛したい。