TBSのドラマをamazonプライムで視聴しました。
女刑事(望月)とシリアルキラー(日高)の人格が入れ替わってしまうところから始まるサスペンスとなっています。
月と太陽が入れ替わり、それを見守る陸(望月の部屋に居候しているフリーター)という構図です。
人格が入れ替わるシーンは、大林宜彦監督の『転校生』と同じ怪談転がり落ちとオマージュになっているのかしら。
日高の殺人のアリバイを崩しかけているときに、人格が入れ替わってしまい、いつでも殺人犯に逮捕されてしまう状態になった女刑事というややこしい状態になってしまいます。
二人は、生活を入れ替えながら、日高が入れ替わった女刑事は証拠を処分し、望月が入れ替わった殺人犯は犯行の真相を暴くため奔走します。
警視庁では、望月と対立していたセクハラ刑事が、辣腕をふるい殺人犯を追っていきます。
そして、意外な結末を迎えます。
このドラマの良いところは、無能な人間が出てこないところ。
終わってみれば、みんなすごく優秀な人たちだったんだということです。
殺人が行われて、陰惨な状況なのですが、それでもやさしい目でつつまれている脚本がすばらしい。
エンディングテーマがやたらやさしい曲で、サイコものなのになんで? と思っていたのですが、最後まで来てしっくり来るところもみごとでした。
Tadaima - OST 天国と地獄 Tengoku to jigoku ( 高橋一生x 綾瀬はるか)