2022年には、117冊の本を読みました。
その中から、心に残った本をピックアップしてご紹介します。
紹介から漏れた本も良い本に多く出会えました。
ウクライナとロシアの戦争が激しかった1年でしたが、戦場の印象を変えた本をご紹介。
『戦争における人殺しの心理学』
『戦争における人殺しの心理学』
同種である人間に向けて銃を撃てる人は極めて少ない。
銃を撃てない兵が大半の戦場の事実。
『砲兵から見た世界大戦』
戦争の勝敗を決めるのは戦車でも歩兵でもなく砲兵である。
砲兵を有効に使えた軍が勝利を握ることになる。
『戦争のプロバガンダ10の法則』
戦争におけるプロがバンダの手法は昔から変わっていないのだ。
海外古典を娯楽作品を中心に読みました。
知っているつもりの作品も、改めて読み返すと、新しい発見がたくさんあります。さすが、古典!
『ガリバー旅行記』
巨人の国から、コビトの国、天空の国や動物の国をリアルに描きます。
個人的には悲観して生きる不死の人たちが印象的。
『タイムマシン』
タイムマシンに乗って、現人類がほろんだ後の地球へ行ってみると、アドベンチャーにラブロマンス、意外な2つに進化した人類の生態系を目の当たりにします。
『フランケンシュタイン』
フランケンシュタインの怪物は、映画になったたどたどしい動くヤツではなく、跳びはね、よじ登り、疾走するやばいヤツです。
もうすぐ還暦のワタシ。新しい人生の出発が迫ってくるワクワク感が青春小説を手に取らせました。
『君と夏が、鉄塔の上』
『君と夏が、鉄塔の上』
中学生の夏休み、鉄塔を見上げながらいろいろな意味で上を向いて歩いた日々。
『削り屋』
大きなことは気にしない精神で突っ走る青春!
『少年少女飛行倶楽部』
根拠のない自信が、前に進むには重要なのだ。
で、まったく青春じゃないけど、リタイア小説と言えば良いのか、心に残った小説を1つ
『阿弥陀堂だより』
『阿弥陀堂だより』
歴史物も面白い
『気候文明史』
名著『サピエンス全史』『銃・病原菌・鉄』などを読むとなんとなく疑問に思うことがあります。
「なんで、人間は移動するの?」
それは気候変動が原因じゃない? というのがよくわかります。
『ジャガイモの世界史』
ジャガイモの歴史は意外と新しく、その割にすごいスピードで世界に広がりました。
貧しく、土がほとんど無い寒冷な地でもつくることができるジャガイモが発展させた文明が世界中にあるのです。
『アイヌと神々の物語』
歴史と直接関係はないですが、アイヌ独特の世界観を垣間見ることができる本。神と人間の関わり合い方がおもしろい。
量子物理学を中心に科学分野の本を結構読みました。
生物の神秘に触れ、人間には解らないことが多すぎるとことがわかりました。
『死は存在しない』
量子物理学の最先端の仮説であるゼロポイントフィールド仮説を元に、死語の世界を考察します。そのことによって、現在では偶然、錯覚、オカルトとして扱われている事象も説明できることが驚きです。
『時間は存在しない』
時間はあやふやなもの。現在とは、自分を中心として現在と知覚している球体の中にしか存在しない。時間として認識されるのはエントロピーが増大した軌跡でしかない。
『生物と無生物のあいだ』
生物とは、波打ち際に建つ砂の城のようなものであるが、その形を維持するため、絶えず砂粒を入れ替えているのである。やがて、最初からあった砂粒はすべて別のものに替っているのだ。
もっと、紹介したい本はあるのですが、このくらいにしておきます。
来年は、インプットの数はもう少し減らして、アウトプットの方法を考えていきたいです。