むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

マレー沖海戦

2022年12月10日 | ニュース・記事
12月8日の真珠湾攻撃は、この時期に話題になりますが、それと平行して行なわれたマレー作戦(イギリス領マレー方面に上陸し、マレー半島を縦断。シンガポールを陥落させた)と、12月10日のマレー沖海戦はあまり語られません。
戦後、アジア諸国の植民地独立の布石となった作戦なので世界史に与えたインパクトは大きいですね。
真珠湾攻撃より少し前の12月8日2時ころに上陸作戦が開始されました。
イギリス東洋艦隊は、これを撃滅するため、出撃します。
主力は、最新鋭の不沈戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と巡洋戦艦「レパルス」でした。
迎え撃つ日本軍の戦艦は、建造してから30年の戦艦「金剛」「榛名」の2隻で、まともに撃ち合えばかないませんでした。
12月10日、日本海軍は、付近の飛行場から陸上攻撃機(陸上基地から飛び立って爆撃や雷撃をおこなう飛行機)による攻撃をしかけます。
そうしたら、なんと、それだけで「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」を撃沈してしまったのでした。この戦いをマレー沖海戦と呼びます。
これにより、日本軍のマレー作戦は順調に進み、マレー半島から欧米勢力を駆逐することになったのです。
イギリス首相チャーチルは、のちの第二次世界大戦回顧録で、「大戦中、もっともショックをうけた出来事だった」と記しています。

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