蛸林 Daily Work

お気楽な絵とグライダーのBlog
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プリンタと格闘

2005年08月29日 | Mac
以前から、ポストカードというか、自分で描いた水彩画の電子版画を作りたいなと思っていたのだが、従来持っていたプリンタは、染料インクで耐水性も、耐光性もよくなかったので、顔料インクのものが欲しかった。
最近、染料インクのプリンタのノズルがよく詰まるので、印刷するインクよりも ノズルのクリーニングに使うインクの量が多くなってるんじゃないかと思い、OSXにしたこともあって、試しに、顔料インクの一番安価なプリンタを購入してみた。
EPSONのPX-V500だ。

早速、ドライバをインストールしようとしたところ、途中でスクリプトエラーでインストールソフトが止まってしまい、しょうがないので、それらしきフォルダから直接インストールした。

で、早速Photoshop Elements 3.0からプリントしてみたのだが・・・・色が出ない。全然薄い。

プリンタのカラープロファイルもインストールされていない。
従来の染料インクのプリンタものもやってみたのだが同じ・・・・
しかたないので、一旦クラッシック環境でインストールして、カラープロファイルを持ってきた。

しかも、9.xで出ていた、設定ウインドウがでてこない。
ありゃ!?
10.4にはドライバがまだ対応していないのかな・・・・
なんて半分あきらめモードだったのだが、NETを調べていてやっと見つかった。
「印刷部数と印刷ページ」というところをクリックすると、細かい印刷設定がでてきた。
でも横文字で(^^;)
設定は、スタンダードになっていた。これを、ベストにしたら、9.xで適正と思われるプリントと同じになった。

まだ、いまいち解らないところもあるのだが・・・
これから、テストしてみようと思う。

ただ、4色インクは色域が狭いようだ。
私の描いた水彩の感じはコピーできない。

しかし、この上の顔料インクのプリンタはPX-V500の4倍の価格だもんな・・・・
出力センターに出した方がいいかもと思ってしまった。(^^;)


iMove HD (iLife)でQuick Timeを読み込む。

2005年08月24日 | Mac
OS9.xで使っていたiMove では、Quick Time ムービーのファイルは、そのままでは読めなくて、QuickTimeをProにして、ストリーム形式にしなければ使えなかった。

Appleのページの説明にもそう出ていたので、iMove HDでも編集するには、Proキーを買わなくちゃ・・・と思っていたんだけど。

試しに、以前ShadeやBryceで書き出したQuickTime ムービーをiMove HDにドロップしてみた。

なんと、ちゃんと読み込んで、編集できるじゃん!!

という訳で、Quick Time 7をProにしなくても済みました。

iMac G5 が、やってきた。

2005年08月22日 | Mac
第一印象は、動いていないとき(画面が消えているとき)のiMac G5って・・・白いボディーが「無印良品」みたい。
でも、スイッチが入って動き出すと、オシャレ。やっぱりMacですね。
同梱されていたマニュアルは、おむすびMacでは厚紙に1枚でしたが、製本されたものが付いていて、ちょっとだけとっつきにくい気がしましたが、いざスイッチをいれると、それを見る必要もありませんでした。
新しいiMacは、G5を積んでいるので、熱の問題でおむすびMacには無かった冷却ファンがついてしまって、CGを作ったりしているときなどのフルに動いているときは、ちょっと音がしてしまいますが、仕事場のWindowsマシンよりは遥かに静かです。
OS9.xと比べると、OSXはUNIXなんでアカウントとかが、ちょっとまどろっこしい気がしましたが、起動してしまえばあまり気になりません。
(ログアウト後の再ログインもWindowsのように、ctrl+Alt+delete を押すひつようはないです。)
ランチャーとメニューバーにあった動いているアプリの表示は、Dockに代わったって感じですね。
フォルダのカラーラベルもTigerになって?復活したし、これは便利です。
Quick Timeで動画を見ていみたのですが、OS9.xでは一つの動画しか再生できなかったのが、Tiger では、沢山の動画を同時に再生することができたのには驚きました。
残念ながら、音は、アクティブなものしか聞こえないのですが、全部聞こえたら何がなんだかわからないですよね(^^;)
それから、OS9.1でFireWire で使っていた外付けHDDも、そのまま挿すだけ(ドライバを入れる必要もなく、初期化もせず、9.1のHDDをバックアップをしていたまま)で使えて、OS9.1で使っていたファイルを読み込めました。

そうそう、先日仕事場で使っているWindows PCが、XPになったんですけど・・・・
見た目は、OSXに似てますが、似て非なるものです。メニューバーが標準のセンスの悪い青の他に、最初からオプションでMacみたいなシルバーがあるのはなぜでしょう?

Macだと、いつも同じ場所にメニューバーがあるけど、Windowsは、ウインドウの場所によって変わってしまう。
Windowsは、どのファイルを使っているかは解るけど、どのプログラムが動いているかは解らない。Macなら、それらは一目瞭然。
Macなら見たいところがすぐに見えるんですけど、カッコだけ真似したWindowsは、なぜそういうレイアウトになっているか全然理解されていませんね。
Macにある、ウインドウサイズを自動調整に慣れてしまうと、手動で調整しなければならないWindowsには嫌気がさしてきます。
MacだとタイトルバーをタップするとDockへ片付けるんだけど、Windowsだと全画面表示。
きちんとしまってくれるMacに対し、Windowsは、とりあえず見えないようにしちゃえみたいなで整理できない泥縄的な感じです。
使う身になって作られていて直感的に使えるMacに対し、付け焼き刃でアプリを作る側の都合で仕様がめちゃくちゃなWindowsは、所詮真似児だからしょうがないのでしょうか。SpotlightやAutomatorがついてMacは常にWindowsの先を行ってるって感じは、より確かになっていますね。
Windowsにもそういうソフトはあるよって言う方もいらっしゃるでしょうが、所詮それは付け焼き刃。インターフェースが、統一されていないのでMacにはかなわないという印象は、私には拭えなかったです。

やっとMac OSXに

2005年08月17日 | Mac
ついに、iMac 17in を買って、OSX Tiger にしました。
とりあえず、PhotoShop Elements 3.0 と、Painter Essentials 2 をインストール。
実は、Painter Classic(新しい方) を入れたんですが、タブレットで描けなくて・・・
マウスでは描けるんですが、なぜなんだろう?
最初は買う気なかったんですが、しょうがないので急きょ Essentials 2を買ってしまいました。(^^;)

Shade は、Rev.4を、しばらくはクラッシック環境で動かすことにしました。

あと、USBメモリ代わりにiPod shuffle も(^^;)

Quick Time なんですが、Proキーって振り込みで買えるのかな?
この為にカード使うのもやだしな・・・・
安価で、Proキーが付いたソフトかあるかな????
なんて考えてます(^^;)

あと、今まで、iTextで書いていた文章なんですが、OSX版 iTextでうまく読めないんです。
リッチテキストで保存し直せば読める事は分かったんだけど・・・・
なにせ量が・・・・まいった。(^^;)

続SENNLIER

2005年08月15日 | 芸術、技法
ふっと思って、お蔵入りしていた国産H社の絵の具+水持ちの悪いリセーブルの筆で描いてみた。
なるほど、Winsor & Newtonの様に伸びの良い絵の具では、妙な絵の具の流れがあったSENNLIERだが、国産H社の絵の具を使ったらそんなに悪くないジャン。

W&Nでは動きすぎた絵の具が、水の量を減らしたH社の絵の具では丁度良い。

そういうわけだったのか・・・・

高価な絵の具を使うか、高価な紙を使うかっていう選択だったのね・・・・
まぁ、この選択だったら・・・
水彩の場合、使う絵の具が油やアクリルのように多くないので、紙が一定レベル以上なら絵の具にお金を掛けた方がよさそうな気が私はするんですが。(^^;)

P.S.
よく見ると、どの色も、W&NのGタイプの絵の具で描いたような粒子の粗さが、紙の目に残るのでこれを我慢するかどうか、そして、ごく薄く伸した微妙な色がつかえるかどうかの問題は残ります。

tdw050 【娘 814】

2005年08月14日 | 
【娘 814】水彩 はがき(WATER FORD)
気分を直して、WATER FORDで描いてみた。
絵の具もちゃんと伸びるし、滲みも、ぼかしも、いい感じ。
気持ちよく描ける。水彩紙はこうでなくちゃ。

前作がSMで今回は、はがき。サイズが小さくなったぶん拡大されている訳だけど、こちらのほうが遥かに綺麗にぼかせることが判るだろう。

SENNELIERの、あの描き味はいったいなんだったんだろう・・・・
使用されている方はどんなふうに描いていらっしゃるのでしょう?


tdw049 【浴衣】

2005年08月13日 | 
【浴衣】水彩 SM(SENNELIER)
SENNELIERに、ドーサ引いたりもしたけど、あんまり改善されなかった。
結局、これは、そのまま、もういちど描いてみたんだけど。
ウォッシュは綺麗にならないし、加筆は変な滲み方するし・・・
濃い絵の具を使えば幾らかましだけど、それじゃ透明水彩使う意味薄れるし・・・
途中で描きたくなくなっちゃった。
サジ投げました(^^;)

この紙、水彩でなんとか使ってみようと思ったんだけど・・・
しょうがないから、ジェッソ塗ってアクリルで描くのに使うか・・・

tdw048 【山麓】

2005年08月12日 | 
【山麓】水彩 SM(SENNELIER)
セヌリエという水彩紙を使ってみた。荒目の300gだ。
一言で感想をいうと、濡らしっぱなしで描く場合は、私の手にはおえない。

滲むけど、暈せない紙。そんな印象。

紙が湿っている時に絵の具がよく動く。とにかくよく滲む。湿っている範囲で、どこまでも絵の具が滲んでいくという感じ。乾いた後は、強めのウエットエッジがでる。
さらに、紙が湿っている時は、濡らした筆で触っただけで絵の具が筆に戻ってきてしまうので、暈すのは難しい。だから、ウォッシュは、とてもやりにくい。
サイジングが強いのかというと、洗いがあまり効かないのでそうでもなさそうだ。

一旦描いたら、紙に任せて(せいぜい垂らし込みで調子をつけるくらい)乾くまで次の筆を入れるのを待つという感じでしか私には描けなかった。

ただし、乾いた後の絵の具の定着は良いので(洗いは効き辛い)ウエット・オン・ドライで描くには、下の絵の具が溶け出しにくいので向いているかもしれない。
ただし、ウエットエッジの位置を下の色と合わせるのは至難の技。

まぁ・・・あまり画面上で筆をこねくり回さないということを覚えるにはいいかも(^^;)

発色が良いとの評判だが、私は、それほど良いとも感じなかった。
それよりも、薄く溶いた絵の具を扱うのが難しいので、私の描き方には向かない。
薄く溶いた絵の具が伸びないのだ。(伸ばせない)
この紙は、薄く溶いた絵の具を使うのが苦手だから、濃い絵の具を使うので、あるいは、均一に伸びずに色が濃くなった箇所が、色が鮮やかになってしまったと感じるだけなのではないのだろうか?

SENNELIERでできることは、WHATMANやWATER FORDでできてしまう。しかし、その逆は難しそうだ。
もちろんアルシュならそれも可能だが。

使いこなせる人には良い紙なのだろうけど・・・
高価なSENNELIERは、その価格に見合った使いこなしが出来ない私には、期待外れというのが正直な印象だった。


水彩紙

2005年08月12日 | 芸術、技法
先日の【tdw047】で使い心地を書いたWHTMAN水彩紙ですが、少し弱点があったので追記です。
紙の表面が少し弱いようです。
以前、使った時にも感じていたのですが、他の感じが良かったのでつい書くのを忘れてしまいました。
絵の具を洗い落としたりするときに表面を擦ったりすると紙の繊維が薄く剥がれてくるようです。マスキング液を使った時も同様です。
ただ、消しゴムは練り消しを使って押すように消している分には弱さは感じませんでした。

WATER FORDの表面の強さとコントロールのしやすさに、WHTMANの定着の良さと味があればなぁと、考えたりします。
そう考えると、ARCHESは良くできているなぁ。
とっても高価だというたった一つの欠点を除けば。
世の中、そう うまいこと行かないようにできているようです。(^^;)

ところで、発色が良いと評判のセヌリエ(SENNELIER)を試しているのですが、どうも私にはコントロールできません。どうやら、紙を常時湿らせて描くのは難しい紙のようです。
フランス製となっているのですが、あるサイトによると、ファブリアーノ社のファブリアーノ・クラシコ(イタリア)の紙になっているらしいのです。
イタリア(暑く乾燥した場所)では常時濡らして描くような方法は適さない為なのかな?

高価な紙なので勿体無いから、なんとか使ってしまおうと思うので、ドーサ液をひいたりしているのですが・・・どうなることやら。
詳しい使い心地は後程。

tdw047 【遠望】

2005年08月07日 | 
【遠望】水彩 はがき(WHATMAN)
久々にワットマン水彩紙を使ってみた。風邪をひきやすい紙だ。「パッケージにも高湿度の季節の保存は充分注意して下さい。」との注意書きを書いた紙が入っていた。
以前、風邪をひいたワットマンを使ったことがあるのだが、これはもう描き辛い。
価格は、WATER FORDとそう変わらない。

で、風邪をひいていない時のワットマンの描きここちは・・・

紙を湿らせずに描く最初の一筆は、絵の具をかなり弾く。サイジングが強い感じ。
水持ちもよく湿っている間は、かなり自由に絵の具を動かせる。
そして、滲みも適当にあり垂らし込みも綺麗にでき描きやすいと感じる。また、洗いも効く方だと思う。
絵の具の定着は、WATER FORDよりも良い。(アルシュに近いかも)だから、ウォッシュを掛けてもWATER FORDのように絵の具が再び溶け出してくることは少ない。
だからウォッシュをしたり重ね塗りをすることはとても楽だ。
しかし、描いているうちにサイジングが取れてくるという感じで、徐々に描き味が変わってくる。
サイジングが落ちてくると、染料系の絵の具(Stマークのあるもの)、例えば、プルシャンブルー、アリザリン・クリムソンなどは、絵の具の動きが悪くなり洗いも効かなくなる。
WATER FORDと違って、表面にだけサイジングが乗っている感じなのかもしれない。そして、これが風邪をひきやすい原因かもしれない。

目はコールドプレスで粗めだ。そして定着の良さとあいまって、絵の具の性質差がかなりハッキリ出る。
粒塊状の絵の具(W&NではGの表示があるもの)例えば、セルリアンブルー、パーマネント・モーブ、ビリジャンなどは、ハッキリと粒子が紙の目に集まってくる。
ただ、絵の具の伸びはよく、広い面積のウォッシュもムラなく仕上がる。

賞味期限のある紙(保管に気を使う)のようだが、風邪さえひいていなければとても扱いやすい紙だと感じた。