蛸林 Daily Work

お気楽な絵とグライダーのBlog
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抹茶

2006年01月29日 | その他
スーパーで買い物をしていたら、抹茶の小袋をみつけた。
価格も500円弱で、ボトルのお茶 数本ぶんだから買ってみた。

カテキンの効能などで、日本茶が見直されているようだが、普通の緑茶だと、ティーバッグ式の緑茶もあるが、茶殻を片付けたりちょっと手間な気もする。
これが、抹茶だとインスタントコーヒーの感覚で飲める事に気がついた。

茶碗は、もちろん高級品ではなく近所のホームセンターで手頃のなのを購入。
茶筅だけは、見つからなかったので、お茶屋さんで入手した。1500円なり。
最初は、泡立器なんかを使ってみたのだが、専用のものの方がやっぱり具合がいい。素人でもちゃんと細かい泡が立つ。
調べてみたら、どうやら茶筅を回すのではなく下から上へ「川」の字に動かして茶碗にお茶をあてるのだそうだ。
考えてみれば、メレンゲなんかを作る時とおんなじだ。
(道具や作法を書いてあるページは多いのだが、立て方のコツを書いてあるページは意外と少ない事に驚いた。)

茶筅は久しぶりに見たが、うまく作ってあるなぁ。
一本の竹を細かく割いて、しかも外側と内側にも割いてある。
どうやて作るのかちょっと判らないが、内側のよけいな厚みのぶんを奇麗に削っている。
そして、根元は広がりを固定するために糸で締めてある。

作法で左へ2回まわすなんてのも、やってみると、右手で回す時は、手前へ引くよりも、向こうへ送るように動かす方が手の動きが自然。
そして2回というのは、茶碗の大きさにもよるのだろうが、ちょうど茶碗が半回転する量。
お茶を飲む前に、少ない動作で茶碗をひととおり楽しむのに粋な動作ということなのだろう。

茶碗だが、茶筅で泡立てるのに都合の良いボール状の形と大きさ。
緑茶を飲む茶碗より大きめになるので、一回に入れる茶の量は少なく見える。
実際に普通の茶碗一杯の量を、抹茶用の茶碗に移してみたら1/3の量になった。

tdw064【カワセミ】

2006年01月28日 | 
【カワセミ】岩絵の具、水干絵の具 SM (白麻紙)
岩絵の具を使って、なんとか描き上げました。
試しに白麻紙の表面に光沢が出るほどドーサを引き、胡粉は塗らずに水干絵の具で描き始めました。
途中で、岩胡粉を混ぜて表面を粗して、前作よりは絵の具の流れ(ズレ)は少なくなりました。
水彩画に比べて、ずっとバインダー(膠)の量を多くしないといけないように感じました。
さらっとした感じではなく、ガッシュ程度の濃さで描いた方が良いような気もしました。

水面がちょっと濁ってしまいましたが・・・・
最初ですからこんなもんでしょう・・・・(^^;)

ピグメント(絵画用顔料)

2006年01月27日 | 芸術、技法
水干絵の具と岩絵の具を試して入るものの、どうもうまくいかない。
膠の量の問題の方が大きいのかもしれないけど・・・
ふっと思い立って、ピグメント(絵画用顔料)を試してみようと思う。
伝統的な泥絵の具でなければ、胡粉を顔料(or染料)で染めたものだから、純粋な顔料を使ってみようかと思ったのだ。
それなら、定着材がアラビアガムが膠に代るだけなので、使い慣れた水彩絵の具と似たような感じでいけるかもと思ったからだ。
西洋技法では、膠を使った技法をデトランプと言うらしい。
クサカベのピグメントで、今まで水彩で使って慣れている色に近い色を入手して膠で溶いて塗ってみたが、ほぼ近い色が得られた。
まぁ、これなら、その気になれば、テンペラも試せるし、アラビアガムやアクリルメディウムに混ぜても使えるから、無駄にはならないだろうと・・・・・
さて、どうなることやら?

ジョブズ、 ディズニー経営に参画

2006年01月25日 | その他
ディズニーがピクサーを正式に買収するという記事があるが・・・
記事をよく読むと、株式交換で買収するので、AppleとピクサーのCEOジョブズ氏がディズニーの筆頭株主になり、ディズニーの取締役としてディズニーの経営に参画するとのこと。

ジブリが東宝(映画会社)の傘下になるが、実質的には東宝が宮崎駿のものになってしまう。みたいな感じかも(^^;)

ピクサーの知名度は高くなったが、それでもディズニーの知名度は高い。

ディズニーは、米国人のステータスみたいなものだから、ユーザーの神経を逆なでするようなことをせずに、表向きはディズニーがピクサーを買収したことにしておくほうが都合がいいのだろう。

知名度が高いディズニーだが、ネズミの亡霊だけで(ネズミの著作権が切れそうになると、著作権期間を延長する法律を通させてしまうほど)新しいものを作る力は疑問。かろうじて生き残っている会社。

ジョブズ氏の経営への参画で、ディズニーはネズミの亡霊から解き放たれるのであろうか期待したいところである。

Art Rage 2 公開

2006年01月23日 | Mac
Painterに勝るとも劣らない画材シミュレーションソフトのArt Rageの新バージョンが公開されました。
フルバージョンは残念ながら有料になってしまいましたが、機能制限のフリーバージョンも健在です。

フリーバーションの制限は、レイヤが使えなかったり、エアブラシなど一部画材が制限されていますが、Painterのフルバージョンを使いこなしていて、その代わりにというほどでなければ、ぜんぜんいけます。

また、現在e frontierで日本語版のArt Rage 1.1が公開されていますが、それと機能は殆ど変わらず、筆運びに関して2.0は随分軽くなり使い勝手が良くなっています。
e frontierには、ぜひArt Rage 2 のパッケージ版を出して欲しいです。

Art Rage 2
http://www.ambientdesign.com/artrage.html

日本語版のArt Rage 1.1
http://www.e-frontier.co.jp/artrage/

HALさんのBlogでArt Rage 2 を使った絵が載せられています。
http://homepage.mac.com/hal_i/blogwavestudio/index.html



日本画習作060121

2006年01月21日 | 
どうもうまくいきません。
白麻紙のボールドに描いてみたのですが・・・
まず水干絵の具を使いました。
ドーサが引いてあるのですが、いつもの水彩紙に描くのとは勝手が違いすぎます。
染み込んだ絵の具が動かず奇麗に絵の具がのびません。
胡粉を塗ってみましたが、今度は絵の具が滑ってしまいます。
試しに、アクリルジェッソを部分的に塗って試してみましたが、かわりません。
水彩絵の具と水彩紙の組み合わせよりも、下の絵の具が簡単に溶けてしまい、流れるどころか剥がれてしまいます。
岩絵の具の場合はもっとひどい事になってしまいました。

色々調べてみると、テンペラでは絵の具がのびないので、ハッチングで濃淡を付けるとありましたので、真似てみましたら、いくらか感じが出てきましたが、上塗りをしようとすると、せっかくの下絵が剥がれてしまいます。
膠の分量がうまくないのかな・・・
こまりました・・・・

とりあえず、墨で線を起こし直してごまかしてしまいました。

日本画は難しいです。 

銀塩カメラの終末。コニカミノルタ写真事業撤退

2006年01月20日 | 写真
先日のニコンが、フィルムカメラ事業から撤退したばかりなのに、1/19 コニカミノルタが写真事業から撤退する事を発表した。
富士フィルムとともに日本の写真業界を引っ張ってきたコニカがだ。
コニカミノルタといえば、サクラフィルムの小西六写真工業が、カメラのミノルタを吸収合併した会社。
それが、銀塩カメラどころか、写真事業から撤退するというのである。
フィルム、印画紙は今年末までには生産終了。
一眼レフカメラは、その技術をSONYに譲渡するということだ。

いったいどうなるんだろう。

これで国内で普通に入手できるフィルム、印画紙は、富士フィルムとコダック、中外写真薬品だけになってしまった。

音楽がレコードからCDになったように、写真もフィルム、印画紙からデジタルに。
如何に光を捉え、それを表現するのが写真なのだから、別にスライドや印画紙である必要は無いという事だ。
光を再現するものなら。
写真も要は、道具や技術ではなく、感性なのだろう。

tdw063【娘21 ちょっと大人に】

2006年01月15日 | 
【娘21 ちょっと大人に】水彩 SM (Sennelier)
日本画で描いていたのですが、どうにも麻紙と日本画の絵の具が使いこなせなくて・・・
苦し紛れに、水彩で描きました。

膠絵は、胡粉の上に描いた絵の具の上に重ね塗りしようとすると、下の絵の具がズルッと動くし・・・
そこには乾くまで絵の具がのらない。麻紙の表面は弱くて擦ると繊維がむけてしまう。
麻紙ボールド+日本画の絵の具は湿っている時に下地が透けてしまい、水彩以上に色が変わって見当がつきません。

という訳で日本画の絵の具で描いたものを公開するのはしばらく先になりそうです。

P.S.
画像展覧閣 蛸林堂 (HP)の方に少し大きいサイズでUPしておきました。
 

銀塩カメラの終末。ニコン銀塩カメラ撤退

2006年01月13日 | 写真
ニコンが、銀塩フィルムカメラから撤退する。
とりあえず、プロ向けのF6とフルマニュアルのFM10は、生産するようだが・・・
フィルムカメラはカメラ事業の3%にしかすぎないとのこと。
フィルムカメラの時代は終わろうとしている。

マニアの間では、銀塩に拘る人が居るようだが、実際のところは、銀塩カメラは、趣味のものとなってしまったようである。

報道写真では、そのタイムリーな性格から、デジタルカメラが主流であるし、出版関係だって、中判以上のカメラを必要とするポスターや写真集以外は、デジタル入校の便利さからデジタル化されているようだ。
プロはデジタルになり、銀塩は、その性質を生かす芸術写真と、一部のアマチュア向けになってしまった感じがある。

カメラメーカーのホームページを見て驚いた。
ニコンは銀塩カメラ撤退。
オリンパスには、一眼レフカメラは無かった。
キャノンは35mm一眼レフ5種、コンパクト3種を持っているが、きちんとした絵の撮れる、中判カメラは持っていない。

ペンタックスは35mm一眼レフ7種をはじめコンパクトやAPSを揃えているが、ちゃんと中判カメラを2種持っている。
富士フィルムは、中判カメラ3種、一眼レフはないものの、35mmレンジファインダーカメラ1種、コンパクト、APSともに7種持っていた。

この分で行くと、銀塩カメラで残るのは、中判カメラをキチンと揃えているペンタックスと富士フィルムだけだろう。

驚くべきは富士フィルムがハッセルブラッドと共同開発した中判カメラには、デジタルカメラパックとして、中判カメラをデジタルカメラとして使えるようにするものを持っている事。
これは、今はまだ、2068万画素で238万円するのだが、プロ用の中判カメラでさえもデジタル化の波が押し寄せているということだ。

デジタルカメラも、松下はライカと組んでいるし、SONYも一眼レフに参入。
もう既に、デジタルカメラでも生きのこり戦争はもう始まっているようだ。

iMacはスーパーコンピュータ。

2006年01月12日 | Mac
Intel iMacの仕様を眺めていたら・・・
あれっ! ネットワーク接続が、内蔵10/100/1000 BASE-TギガビットEthernet(RJ-45コネクタ)になってる。
(よく見ると、前のモデルからギガビットEthernetになっているんだけど)

これは、大学などの研究機関で普段は省スペースな学生用、夜は、みんな繋いで、Xgridを使ってスーパーコンピュータとして使うことを想定してのことかも。
そういう使い方らなMac min よりも一体型省スペースなiMacの方が向いているような気がする。
なんでコンシュマー向けのiMacにここまでの性能をもたせるのかと思ったら・・・
こういうわけなのかも。
昔から教育関係にAppleは強かったし。
米研究機関等でポピュラーなFreeBSDベースのUNIXコンピュータのMacならではの使い方ですな。

Intel Mac 登場

2006年01月11日 | Mac
Power Bookのバリエーションとして、Mac Book Pro。そして、iMac G5に対してIntel Core Duo搭載のiMac。
現段階では、、Power PC 搭載モデルの切り替えではなく継続して販売され、新しいMacとしてIntel Macとなっている。
iMacの17インチモデルは在庫が無くなりしだい販売終了とのことだが、これは大画面化の影響という事だろうか。

CPUは私の予想通り、Celeron やPentiumではなく、XeonやItaniumの系統のものになった。
Mac OSを動かすのだから、当然と言えば当然だ、Power PCの性能よりも劣っては意味ないからだ。
しかし、デユアルコアだとはいえ、64bitではないようだ。それともMac用Duoは64bit対応なのだろうか。
気になるところである。
また、従来のBIOSではなく64bit OSを考慮したEFIが用いられている。
(これに対応するWindowsは次期バージョンで対応らしい。)

ただ、今回のIntel Macは、昨年のIntel搭載の発表通り発売します。というだけのような気がする。
まだ、Appleの要求通りの性能が出ていないのではないのかな。
とりあえず、クリアしたのは省エネ(発熱問題)だけみたいな気がする。
幸い、Mac OSは、Quadにも対応しているから、デユアルコアの採用で、なんとかIntelは、面目を保ったという感じだ。

というわけで、Intel Macは、現行Power Mac G5がIntelに変わるまで様子見のような気がします。
iBookは、まだ販売しているから、クラッシック環境を動かすなら、そして、Rosettaに頼らなくて済むまで、まだ買いかな・・・

まぁ、Mac OSXが安定して快適に動くのならば、Power PCだろうとIntel だろうとどうでも良い事なんだけど。

ところで、
QuickTime 7.04
iTunes 6.02
iPod updater
Mac OSX 10.44
のソフトウエア・アップデートが公開されていました。

絵の具と格闘

2006年01月10日 | 芸術、技法
休日の間は、水干絵の具、岩絵の具と格闘していました。
紙が麻紙のせいもあるのだろうけど、難しい・・・・

とりえず、水彩紙に描く分には、水干絵の具は、水彩絵の具と大差ないように感じた。
岩絵の具の方は、塗るというよりは、油絵の具のように置くといった感じの使い方の方が良さそうに感じた。

絵の具と膠を練るのだけれど、ホームセンターで買ったタイル(10センチ角 1枚35円なり)の上でパレットナイフを使い混ぜると楽なようだ。(テンペラ用の大理石の板だとウン万円なり)
もっとも仕上げは、溶き皿にあけて、指で練るのが一番確実なように感じたが。


日本画の絵の具

2006年01月08日 | 芸術、技法
ついに手を出してしまいました。
手前は、水干絵の具。岩絵の具の下塗り用。
古典的な日本の絵はこれを主に用いて描いていたらしいです。

奥は、岩絵の具。といっても天然物は手が出ないので、新岩(顔料を加えたガラスを焼いて砕いたもの)です。
ところで、新岩だから、大丈夫かなと思っていたのですが・・・
とんでもない。ガラスを用いているためか、全てに「鉛化合物」入り。
重金属のカドミウム(赤系)、アンチモン(黄系)、クロム(青系)、コバルト(青系)の化合物が入っているもある。
(12色中6色に入っている。2種類入っているものもあり)
ガラスを溶かす高温のため、有機顔料は使えないんだ・・・

これだけのものは、アーチスト用の水彩絵の具だって、最近は少なくなっているのに。
ヨーロッパやアメリカで売るのは難しいだろうな・・・・

で、この粉末を皿にあけて、指で膠と混ぜるんだもんな・・・
ちょっと引いてしまった。
マスクとパレットナイフを用意しておく事にしよっと。

それぞれの色に粒度が何種類かあるので(細かいと白っぽく、粗いと濃い色)と、混色は一般的には重色らしいので、一瞬、色を沢山揃えなければならないパステルの恐怖を感じてしまいました。

雲肌麻紙ボールドは、ドーサ引きのものにして、どんな具合にドーサを引けば良いのかチェック用に購入。