蛸林 Daily Work

お気楽な絵とグライダーのBlog
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シャープペンシル

2013年02月28日 | 芸術、技法
普段使っている筆記用具です。
左から
Pentel GRAPHGEAR 500
OHTO 木軸シャープ消しゴム付 APS-280E (2本)
STAEDTLER 芯ホルダー 788
MITSUBISHI uni ユニホルダーMH-500
KOKUYO 1.3mm PS-P101
KOKUYO 0.9mm PS-P100
です。

Pentel GRAPHGEAR 500は図面を引いたりするのにペン先が細いので定規と干渉せず使いやすいです。
ただ絵を描くには少し重い

OHTO APS-280E は軽くて鉛筆感覚で使えるのですがペン先の角度が浅く芯が見にくいので絵を描くには少し不便

芯ホルダーはSTAEDTLERが軽くて使いやすいです。uniは少し重い。

先日見つけて買ってみたのがKOKUYO 1.3mm PS-P101と0.9mm PS-P100なのですが、ペン先の角度も鋭く、重さも鉛筆並みに軽いし、芯も太めで絵を描くにはとても具合が良いようです。
問題は芯の硬さの種類が少ないところ
調べてみたら
ステッドラーマルスマイクロカーボンは1.3mmはHBのみ 0.9mmはBとHB
ペンテル、三菱uni NanoDia 0.9mm H HB B 2B
コクヨ 0.9mm 1.3mm B 2B
でした。
使いやすいだけに少し残念です。4B位まであればいいのですけれど。

Dragon Illusion(ペーパークラフト)

2008年06月21日 | 芸術、技法
気になっていた、こちらを見続けるドラゴンのペーパークラフトのページを見つけましたので、紹介します。
Grand IllusionsというホームページにDragon Illusionと紹介されていました。
pdfファイルがダウンロード出来ますので、プリントアウトして簡単に作る事が出来ました。
凸部である場所を凹面で作る事に因って錯覚を起こさせるものだそうです。
両目で見るよりも、脳の中の錯覚をおこし易すくするために「片目」で見ると見易いです。
当然、一つ目のカメラではしっかり騙されます。

サムホールサイズ絵画コンテスト

2007年09月09日 | 芸術、技法
昨年、賞を戴いたJOYFUL-2 千葉ニュータウン店 サムホールサイズ絵画コンテスト」が、第二回ということで、今年も開催されるようです。

テーマ:自由(ただしオリジナル作品に限る)
サイズ・画材:SMサイズの張りキャンバス。画材は自由(但し立体は不可)
出品料:1000円 (11月11~20日 店内カウンターで受付)
協賛:バニーコールアート、クサカベ、ホルベイン工業、ターレンス、丸善美術商事、中国画材、マルマン

ということです。

で、今年も出展していいのかなぁ? などと思いつつも、早速その場で、SMのキャンバスを買ってきてしまいました。

基底材がキャンバスと言う事で、昨年は、アクリルと岩絵の具を使ったけど・・・
紙を貼って、水彩と言うのもありかとも思うのだけれど・・・ちょっと気が引ける。
さて、どうしようかな?

アクリル絵の具の乾燥防止

2007年04月21日 | 芸術、技法
アクリル絵の具は、乾燥が速いのが良いのだが、描いている途中で溶き皿の中で乾燥してしまう。
専用のウェットパレットもあるようなのだが、皿をラップで覆ったり、フタをすることで防いでいた。
今日、ドラッグストアーの化粧品売り場で、香水用(写真左)と化粧水用(写真右)のスプレー容器が置いてあったのを見つけ衝動買いしてしまいました。
これで、時々霧をかけてやって絵の具の乾燥を防ごうと思ったわけです。
100均の霧吹きも悪くないのだが、化粧品用だと小型で、作りも良く霧も細かいようだ。
香水用(スポイト付き)は、容量が小さいので、水彩絵の具を吹くのにもよさそう。

白の絵の具

2007年04月16日 | 芸術、技法
白の絵の具と言えば、水彩では、チタニウムホワイト(オペークホワイト)とチャイニーズホワイト(ジンクホワイト)ですが、隠蔽力は随分違います。
前者が非常に高いのに対し、後者は半透明な感じ。

ガッシュのセットでは、チタニウムホワイト、透明水彩ではチャイニーズホワイトが一般的でしょうか。

で、ガッシュで描く時にもチャイニーズホワイトを使ったら、とっても使い易かった。特にパレット上での混色は、絶対こっちの方が良い。
(メーカーでの混合色も水彩の場合はチャイニーズホワイトが使われている場合が殆ど。)

単独でハイライトを入れる時のような使い方ではチタニウムホワイトの隠蔽力は優れているのだけれど、透明感のある柔らかい感じは微妙な色の調整にはもってこいの感じだった。

日本画用の胡粉も良いのだけれど、バインダーと練らなければいけないのでチョット面倒。
チューブタイプの胡粉を調べてみたら・・・チタニウムホワイトが混ぜられているようだったので、買うのは止めちゃった。

両方とも光触媒としての機能があるようで、退色が気になり、あまり使用しなかったのだけれど、あまり気にしなくても良さそうと思えてきました。

ちなみに、黒も、一般的なアイボリーブラックよりも、粒子の細かい、ランプブラックの方が良いみたい。

金泥もどき

2007年04月09日 | 芸術、技法
金箔を扱うのは、ちょっと難しそうなので、クサカベのピグメントで「グリーンゴールド」というのを買ってきた。
(値段からすると金という事は考えられない。たぶん、真鍮か青銅の粉じゃないかな?)

ただ、膠水を加えて練るだけでは、ダマになるみたいな感じでダメ。
アラビアガム液でも試したけど同じ。

金泥の溶き方を調べてみると・・・
1)薄めの膠水を加えて練る。
2)加熱し水分を飛ばす。
3)多めの水を加えて上澄みを捨てる。
4)膠水を加えて練る。
(これを何度か繰り返すらしい)

実際にやってみると、牛乳を沸かした時のような膜と、中間層はほとんど水、そして底の沈殿物に分かれる感じで、何度かやらないと奇麗に分散しない。
粉の表面を樹脂が奇麗にコーティングしないとうまく行かないらしい。

ナカガワ胡粉の「銀パール」は、膠で溶くだけで奇麗に混ざったんだけどなぁ・・・・

ふっと思い、手元にあった、オックスゴール(牛の胆汁:界面活性剤)を一滴たらしてみたら・・・
膠水を混ぜただけのものでも、奇麗に混ざってしまった。
実際に紙に塗ってみたけど、奇麗に濡れたし、粉の浮き(剥がれ)も無い。
これ結構使えるかも。

絵の具のもと (青)

2007年03月31日 | 芸術、技法
水干絵の具は、板状の小さなかけら、乳鉢で潰したりしてから膠で溶いて使う。
新岩絵の具は、金属化合物とガラスで作られた粉で、膠で溶いて使う。
ピグメントは、アラビアガムで溶けば水彩絵の具、乾性油で溶けば油絵の具、卵と酢を混ぜた物で溶けば、テンペラ絵の具。(もちろん膠で溶いてもOK)

もちろん、どれも、アクリルのエマルジョンで溶いても使える。

これらの青は、水干絵の具以外は、コバルトが含まれているので取り扱い注意。

アーティストとアーティースト

2007年03月21日 | 芸術、技法
どうも、音楽番組などで、アーティストというように、演奏家あるいは歌手(singer)を呼んでいる事に抵抗がある。
自作自演なら、作曲家 songwriterであり、歌手 singerで、芸術家(artist)と呼ばれるのも納得出来る。
でもねぇ・・・なんで歌手(singer)がアーティスト(芸術家)なのか?

よく調べてみると・・・
芸人(artiste )ってのがあるのね。
そうなんだ、芸術家(artist)ではなく、あの人達は、芸人(artiste )なんだって。
しかし、紛らわしい言葉だ。

でも、どちらも普通の人達には似たような物なのか・・・

追伸)
-----2007/03/30
3月末に引退する、世界的なクラッシック オーボエ奏者の宮本文昭氏が、TVに出ていたのだが、その中で、「自分はただの芸人ですから。」というのが印象的だった。
アートとか芸術とかそういうのは、観る(感じる)人の使う言葉であって、それを行なう者が言うもんじゃない。
とくに大物は、謙虚なんだなと思った。
やっぱり私の感じた事は正しかったみたい。

色価 とか バルール(valeur)

2007年03月21日 | 芸術、技法
世の中には、簡単な事を難しく説明する人たちが居る物で・・・
しばらく、真に受けて難解な物だと思ていたのですが・・・
なんのことはない、明度(Value)の事だったのですね。
HSVのVです。
色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value)

美術用語で表れる色価 (valeur)、色のバランスだとか、色による遠近とか・・・
誤訳ですね。
価値という意味もあるので・・・妙な方向に誤訳しちゃった人が居るみたいです。
物に因っては、デッサンでのバルールは間違いなんて・・・
それこそ間違い。デッサンでの明度ですよね。
はたまた、空気遠近法は、バルールの初期段階だとか・・・

頭の中が整理出来た所で、さぁ!次を描くぞっ!

支持体と地塗り

2007年03月15日 | 芸術、技法
ベニヤ板のパネルの上に「白亜地」「アクリルジェッソ」と、アクリルジェッソを塗って白くしたパネルに、鳥の子紙を貼り、それに胡粉を膠で溶いた物を塗った3種類の地塗りを作ってみた。
(鳥の子紙を張ったパネルを白く塗ったのは、紙が塗れた時に、透けてベニヤ板の色が見えて色が判りにくくするのを防ぐため)

「白亜地」は、本来なら、麻を貼った上に膠水で溶いたボローニャ石膏を塗るようなのだが・・・麻を貼るのはちょっと今回は省略。
また、先日紹介した「黄金テンペラ技法」の本にあった、一度に(湿っているうちに)やらないとピンホールができるというのが出ていたのだが・・・
もっと厚さを稼ごうと欲張って二度塗りしたら、ちょっとピンホールが出来てしまった。
反省。

胡粉が、いちばんきめ細やかな感じ。
次がアクリルジェッソ。
いちばん粉っぽいのが「白亜地」

作業は、もちろん、アクリルジェッソがいちばん楽。
準備が面倒だが、塗るのはジェッソと同じくらいなのが胡粉。
準備は胡粉ほどではないが、塗るのが面倒というか忙しいのが白亜地。
でした。

さて、この先どうなる事やら。

続 和紙

2007年03月15日 | 芸術、技法
和紙(鳥の子紙)に、胡粉を塗ったけど、練り消しで触れただけで毛羽立ってしまう。
試しに薄めた膠水を塗ったら、毛羽立ちにくくなったけど、艶が出てしまった。

サンドペーパーを試しにかけてみたら、乾いているせいか結構丈夫。
平らになったので、もう一度 胡粉を塗って乾燥中。

さらに格闘は続く

テンペラ

2007年03月06日 | 芸術、技法
衝動買いしてしまいました。

「黄金テンペラ技法」イタリア古典絵画の研究と制作
跡見学園女子大学 文学部人文学科助教授 紀井利臣 著
株)誠文堂新光社
ISBN4-416-80656-6  定価 2600円+税

技法そのものについての解説は、目新しい事は書いてないのですが、後半部の処方などがハンドブック的に使用出来る感じで、ついつい買ってしまいました。

最終的にはアクリルで描くことになると思っているのですが、その元となる技法について一度試して知っておく事は大切かなと思い、今、石膏の下地を造っています。
平行して、パネルにアクリルジェッソの下地も造って比較してみようかなと。

単一顔料って意外と少ない

2007年01月28日 | 芸術、技法
レンブラント製の48色の空パレットを見つけたので衝動買いしてしまいました。
で、今迄、しまってあった試しに買った色を詰めてみた。
で、気がついたのが、レンブラント全80色とのことなのだが、単一顔料の色って44色しかないんだよね。
(ちなみにW&Nでは全96色中74色)
実際には、赤、黄、緑、青、紫 各3色ずつの18色にアースカラーや黒を加えても24色あれば充分という感じ。
(緑や紫は3色もそろえる必要がない気もするけど)
ただ、顔料の粗いものや不透明なもの揃えて、重ね塗りを主体とするような使い方をするとなると欲しい色が増えてしまうのですが。

写真は、上がレンブラントの48色パレットに詰めてみた色。
下は、室内で制作する時に使っているW&Nで33色。

耐水インクのぺん(万年筆型)

2006年11月09日 | 芸術、技法
淡彩スケッチを描く為に携帯出来るペンとして万年筆型のものを捜してみた。
しかし、水彩絵の具と併用出来る耐水性となると殆どなく、ゾルインクとつけペンでは携帯するのはちょっと辛かった。

とりあえず、なんとか使えそうな物を2種ほど見つけた。

タチカワ株式会社 新ペン先 スクールG
細字(0.2~0.5mm)と極細(0.2~0.3mm)がある。
水彩絵の具と併用しても耐水性は申し分無く、インクも交換出来る。
しかし、太めのGでもペン先はやや固く強弱をつけにくい。

COPIC ドローイングペン
太さは極細(F01)と太書き(F02)がある。
軽い耐水性で水彩やカラーインクの使用にはあまり向いていないとの事だが、サッと塗るぶんには、水彩絵の具をかけても滲みはひどくない。
なんとか使えるレベルかな。
でも、ケント紙のような滑らかな紙では、滲みが大きい。
ペン先は、比較的柔らかく、強弱が付け易くGペン感覚だ。交換インクは無く使い捨て。

どちらも、コミック用途を狙っているらしく、コミック用品を置いている画材屋さんでないと置いていないみたい。

P.S.
どちらのペンも、インクは、黒だけではなく、セピアがある。
昔の、西欧の画家がセピア(烏賊墨)で描いていたのを気取ってセピアインクでのスケッチもいいかもしれない。
線が柔らかく感じるし、淡彩には黒よりもいいかも。
キャップと柄の一部がセピアになっているので筆箱の中でも黒と間違える事は無い。
という訳で、スクールGのセピアも買ってしまった。

写真)
右、タチカワ 新ペン先 スクールG
中、COPIC ドローイングペン(F02)
左、比較用のPIROT Vpen ペン先が固く、耐水性もなく残念ながら水彩絵の具と併用は出来ない。価格は最も安い。