蛸林 Daily Work

お気楽な絵とグライダーのBlog
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フライングウイングの設計

2010年11月26日 | Nurflügel
主翼の後縁に水平尾翼が繋がっているとしてテールモーメントを求め、そこから水平尾翼の面積を求めてみると・・・
水平尾翼容積を0.33とすると主翼翼弦の1/3の幅が必要でした。

多くの全翼機の場合もっと小さな面積しか水平尾翼として働いていないとすると重心位置が非常にシビアであることも頷けます。

水平尾翼として1/3の幅が必要ということは、主翼としては2/3の面積しか働いていないのかな?

一般的な形式の場合に重心位置は40%位。
全翼機の重心位置が25%とすると、この比率で主翼として働いている翼弦に対しては37.5%と略同じ位置になります。

そんな感じの仮定で2種類の全翼機を描いてみました。

今後の課題ですが、主翼の最大翼厚位置もそれに応じて前方に移動した方が良い結果がでるのでしょうか?
通常の翼が25%位置とすると・・・全翼機では16.7%位置となりますが・・・

FW 長元坊 Ver.3 製作 06

2010年08月31日 | Nurflügel
主翼の台座と尾翼固定用ブーム箇所の加工を行いました。

台座は1mm航空ベニヤに右下にある四角のナットを回り止めの板と脱落防止のバルサのサンドイッチ構造。
テールブームはポッド内に固定枠を取り付けて固定しました。

垂直尾翼はブームに直接固定か台座をつくり取り外し式にするかは検討中です。

FW 長元坊 Ver.3 製作 05

2010年08月29日 | Nurflügel
ポッドの凹みをパテ埋めして、スタイロフォームをかきだしました。

スタイロフォームの雄型の表面にある発泡穴のレプリカがポッドの内側にしっかりできていてポッドの内面はかなり凸凹しています。

ある海外サイトでスタイロフォームコアの上にフィルム貼りをしたものを雄型にしていました。
アイロンで貼っているのですが、コアが溶けるのではと心配で行いませんでした。
しかし、発泡穴のレプリカには余分な樹脂が付いてしまっているわけで軽量なポッドを作るにはこのような前処理を行った方が良いのかもしれないですね。
この凹凸は強度を増す効果もあまりなく樹脂の量だけが増える訳ですから。

それと、表面のシワをパテ埋めするのも重量増加になってしまいます。
後の手間を考えると丁寧にラップを巻くことが大切ですね。(^^;)

note)
左はHLG 右が長元坊

FW 長元坊 Ver.3 製作 04

2010年08月22日 | Nurflügel
ポッドをエポキシ樹脂で固めました。
この後、サンディングで取りきれない凹みやハッチとの合わせ目をパテ埋めして整形します。

木型を作って雌型を作ってしまえばいいのでしょうが、まだ設計が定まっていないのでスタイロフォームを使ってのワンオフです。

FW 長元坊 Ver.3 製作 01

2010年07月27日 | Nurflügel
スチロールコアのバルサプランクの後退翼が遊んでいるので長元坊のVer.3として飛ばしてやろうと思いポッドを作り始めました。

Ver.2では機能重視で細身になってしまいましたが、Ver.1のジェット機の雰囲気を残した感じにしようと思います。

翼の下は少し太めにしてVer.2では狭かったバラストを積めるスペースを確保します。

後ろに写っているのはエポキシ樹脂のコーティングが終わったHLG 1000mmの新しい垂直尾翼です。

無尾翼DLGを練る

2010年06月26日 | Nurflügel
ハンドランチでも飛ばせる無尾翼機を作ろうと案を練ってます。
サイズは手頃な?翼幅1.2mとしました。
後退翼、無尾翼機なので低アスペクトレシオ(6.7)でもいけるかなと考えています。
ということで、翼面積は約20dm^2

で・・・問題は垂直尾翼の面積
DLGを前提とするとあまり小さくは出来ないのだけれど。
長いブームを付けてしまっては元も子もない。
とりあえず垂直尾翼容積0.05で約4dm^2は必要と、かなり大きくなるなぁ・・・

水平尾翼がない事のメリットがどのくらいあるのか疑問になってきたなぁ
でも胴体がないメリットはあるかも

なんだか図面を引いてる時はあれこれ悩んでしまいます。

Pocket Kaze ビデオ公開されていました。

2008年12月14日 | Nurflügel
Pocket Kaze のビデオが公開されていました。
ちょっと40"よりも胴体の幅が広いのが気になりましたが・・・
40"のロールがバレルぎみなのに比較してPocket Kaze は軸が通っているしスピーディー!。
でも、浮きが小さいだけに、なんか、繊細な感じ。
トプページの"Can you fliy this plane? The Kaze 24 is now available."が、ちょっと挑発的です。

こんなスロープが、手軽に? 味わえるのは羨ましいですねぇ~。


PW翼型

2008年12月08日 | Nurflügel
資料は、RC Groupsや RC Soaring Digest magazine (2006-06、2005-12) にありました。
Peter WickというF3BやDSの分野の人が作った翼型のようです。

HS130や MH45をモディファイしたのかな?
PW51もPW106も最大翼厚8.9%の位置が27.6%と比較的前で、ヒンジラインを後縁から20%に設定した無尾翼機用のようです。
(ヒンジライン位置から後ろのキャンバーは殆どなく、トータルでSキャンバーになっているような感じです)
両者の違いは、0.7%程PW106の方が、キャンバーが大きく仰角が少ない時にも揚力を得易い形のようです。

他にも、PW1211という翼型がありましたが、これは、上面の最大翼厚位置が26%、下面が20%位置で、(最大翼厚位置23% ?)比較的前にあり、最大翼厚は約7%と薄いものです。
これは、翼厚を薄くし、最大翼厚位置を前にすることで、風圧中心の位置が仰角の影響を受け難くしたのではないかと思います。
これは、チョット使ってみたくなりました。


Kaze 24 "Pocket Kaze"

2008年12月07日 | Nurflügel
Kaze 24 "Pocket Kaze" プロトタイプの写真とスペックが公開されていました。

翼長:600mm
翼型:PW106
翼面積:8dm2
翼面荷重:15.9g/dm2
重量;128~184g
$45

スロープ探索やお手軽スローパーとして作られているようです。
やはり大きいものに比較して翼面荷重は小さくなっているようです。
ところで、PW106ってどんな翼型なんだろう?
Kaze 40で使われているP51も資料が見付からない・・・・・

FW03【長元坊】改 その3 &早朝フライト

2008年08月23日 | Nurflügel
Freestyle RC Glider at Flatland Bungee 【長元坊】改Ver.2

側面積を増やしたものと、低いものの2つのキャノピーを持って交互に飛ばしてきました。
旋回時のエレベーターアップの量が【改】になってから多くなった気がして藁にもすがる思いでの改造です。
形状は、薄めにして前面からの投影面は殆ど三角形。

で、効果の程は?
はっきりと判ります。沈み込みが減りエレベーターの引く量が減りました。
ランチ高度も変わらず、最初のターンでの沈み込みが少なくできる分、実質の有効高度は上がったように思います。

細い方が精悍なイメージがあるのですが・・・
背に腹は代えられません。でも、ちょっとオリジナルの長元坊のイメージに近くなってきました。
キャノピーが高くなると、デザインはもうチョット機首を尖らせた方が、よかったなぁと思ってたりします。


FW03【長元坊】改 その2

2008年08月14日 | Nurflügel
フィルムにしようかと思ったのですが、天気がよいので、ラッカーで塗装してしまいました。(ステッカーは、まだ作っていません)
尾翼は、翼端に合わせて丸い感じにしてみました。

とりあえず組み上がって誤算が一つ。
エレボンのホーンが翼の下面に出ています。
Ver.01では太い胴体があったので問題なかったのですが、高さを低くしたため、ホーンが地面と接触してしまいます。
スキッドは、バンジーフックを兼ねたものが機首部にあるのですが、急遽、ホーン付近にスキッドを追加しました。(黒く見えるのがそうです)

全備重量は、205gと Ver.01より38gの軽量化になりました。
重心位置は、Ver.01とほぼ同じ位置にきていますので、そんなに調整は要らないような気がします。