劇団わらび座は、ウィキペディアによると、劇団四季や宝塚歌劇団に次ぐ規模の劇団で、国内、海外で年間1200回の公演を行っている。
1963年に初の海外公演として、当時のベトナム民主共和国で6回の公演を行って以来、50年ぶりのベトナム公演となります。今回の公演は、文部科学省の国際芸術交流支援事業として、日本・ベトナム友好40周年記念事業の一環として、ハノイで1回、ホーチミンで今日と明日の2回公演を行っています。演題は「遠野物語」。
地元新聞のニュースから
→http://www.viet-jo.com/news/event/131129044752.html
ホーチミンでの公演に先立って、副団長以下7名の方がH大学を表敬訪問されました。そして、日本文化を紹介したいとして、学生に「ソーラン節」を教えていただきました。
左は副団長
4年生と2年生
4年生
副団長があいさつ。50年ぶりのベトナム公演です。文化庁からの派遣事業です。日本語を学んでいる皆さんに日本の文化を紹介します。
副団長があいさつをされた後、しばらくしてから挨拶に行きました。
私: この大学で日本語を教えている○○と申します。今日はご多忙のところ学生に日本の文化を教えていただきまして、ありがとうございます。
(副団長は、私の○○という名前がベトナム人の名前に聞こえたらしく、私をベトナム人の先生と思っています)
副団長: 日本語が上手ですね。日本人と変わらないくらいですよ。
(せっかく、ベトナム人と思って頂いたので、ベトナム人で通そうと思い)
私: はい、日本語がちょっと上手なベトナム人です。
(ところが、これを聞いていた人がいるのです。下の写真の一番右の女性はベトナム人の通訳です。その通訳が私に聞きます)
通訳: ○×△・・・・・
私 : ベトナム語はまったくわかりません。
こうして、ベトナム人になりきろうとした思惑はみごとに失敗しました。
団員による「そーらん節」の振り付け指導
大きな声で練習しましょう。
そーらん節
団員の一人が自己紹介しています。私は小さい頃からわらび座で育てられました。初めての海外公演です。海外に行くのも初めてです。