現地にて人材派遣している会社は約353社(大使館調べ)もあります。会社間の競争は厳しく、学生獲得競争が激しくなっています。一方の学生はというと、今の日本の現状を心配して新規の入学者が減少し続けています。
ですから、私もいつまでこの会社で働き続けることができるか分かりません。他社への転職も難しいので、いよいよ仕事がなくなったら永久帰国も視野に入れなければなりません。
こんな中、我が社では、当初2月28日まで閉鎖する予定でしたが、昨日から急遽出社命令です。何をするかというと、学生達は故郷に帰ったままですから、女性教師は職員室から遠隔授業を始めました。
さて、男性教師は何をするかというと・・・
実に奇抜・・
玄関先に弁当箱、箸、スープのコップなどが置いてあります。
そして、昼時に学生食堂に行くと・・
野菜炒め、豚肉炒め、小魚のフライと野菜スープの弁当です。
この会社は8年の歴史がありますが、創業以来初めての試行です。今まで学生食堂では、教職員と学生達、約350人の食事を作ってきました。食事は1つのテーブルに6人がけで、大皿料理を各自取り分けて食べます。
弁当は社長の指示により、外部の会社から昼食の注文を取って配達するというものです。今日は男性教師が100食の配達をしました。
注文取りの営業は、会社の渉外部(普段はビザの手配や日本の会社との渉外をしている)が行います。
昼食のディリバリーサービスです。たぶん、日本のような食品の営業許可制度はないんでしょう。今日いきなり始めるんですから。
会社の生き残りのためには何でもするぞ!というところでしょう。
この弁当は25,000ドン(125円)です。これに野菜スープがつきます。
なかなかやりますね。