ベトナムではコロナ感染が爆発的に拡大しており、制御できないレベルに達しています。
地元ニュースによれば
【新型コロナ:8月30日の市中感染1万4219人で過去最多、死者1.1万人超える】
新規の市中感染者の内訳は、東南部地方ビンズオン省:6050人、ホーチミン市:5889人などベトナム南部が中心です。私が住んでいるハノイは110人です。ですが、外出禁止です。
こんな厳しい外出禁止をしているのに、どうして拡大が止まらないのでしょうか?
政府は、ワクチン接種を感染拡大しているホーチミンとその周辺市・省を重点的に配分しています。
このような厳しい状況ですから、ハノイ等北部ではワクチン接種の優先順位が自ずと後回しになっています。
発展途上国ではワクチンの購入が困難です。
しかし、今日、会社の副部長から、今週か来週にワクチン接種ができるかもしれないと連絡がありました。かもしれない ですが嬉しかった。
全国レベルでは、ワクチン接種がわずか2%ですから、東南アジアの中でも最低のレベルです。
こんな困難な状況の中、もしかするとワクチン接種ができるかもしれないと思うと、飛び上がらんばかりの嬉しさです。
日本に住んでいる日本人が実に羨ましい。11月末には希望者全員の2回接種が完了するとの報道ですから。
実は、7月下旬、会社の副社長から、「ハノイ市当局から我が社に、職域接種の希望調査がありました。T先生は接種を希望しますか?」との問合せがあったので、「是非お願いします」と返事していたものの、現状からすれば、来年か再来年かとあまり期待していませんでした。
先日のブログのとおり、ハノイ大使館が主催したワクチン接種は、私のような現地採用者は以下の理由で絶対に無理です。
1 医療通訳者を同行しなければならない。
2 ハノイは現在、外出禁止なので外出できない。
3 外出するには公安の外出許可証が必要だが、それを発行してもらえない。
4 タクシーもバスも運行していないので、ワクチンを接種している病院へ行けない。
5 事前に問診票をベトナム語で記載し提出しなければならない。
こんなこと、絶対に無理。
このように、もう半ばワクチン接種を諦めかけていた中、本当に嬉しい。
さて、今週か来週を楽しみに待っています。