takatoriasia

2013年4月、ホーチミンへ移住
2020年6月、ハノイへ移住
 2022年1月、永久帰国

九州縦断サイクリングーその5

2023年06月29日 | 福岡

 

九州縦断サイクリングーその5は、自転車に積み込んだテントや食料などの装備です。

メンバーで同期の Iさんが、当時の計画書を保存しておられたので送ってもらいました。

装備は、団体装備、個人装備、自転車装備と医療品です。

団体装備】は

 テント、ポール、ペグ、木づち、ブス(ガスバーナーのこと)、ガソリン、メタ(着火剤)、パッキン、グリース、ローソク、コッフェル(なべ)、しゃもじ

武器(武器とは何でしょうか?キャンプ経験のある方にはわかるかもしれません)

はし、食器(オレンジ色で「洗面器」と呼んでいました)

おたま、まな板、包丁、プライヤー、針金、細引、ガムテープ、カメラ

フィルム(当時はデジカメはなかった)

ラジオ、天気図用紙

 

 

 

  【個人装備】は

 シュラフ、靴下、下着、セーター、ヤッケ、カッパ、軍手、帽子、学割、身分証明(学生証など)、保険証、ライター、マッチ、新聞紙、洗面具、タオル

 

 【自転車装備】は

 自転車工具、ブレーキワイヤー、油、サイドバッグ、手袋

 

 【医薬品】は

 感冒薬、消毒ガーゼ、体温計、カットバン、鎮痛剤、脱脂綿、整腸剤、強心剤、下痢止め、ほうたい

 赤チン(懐かしいな~、今じゃ赤チンは売っていないだろう)、オキシフル

 

 いや~、サイクリングの装備を振り返るとすさまじいですね。よくぞこんな大量の荷物を積んで、九州山地の背骨(脊梁)を縦断したもんだな~。

 

 次回は、「十勝ー大雪山」縦走です。強烈な印象の旅だった。同じく、I さんに送ってもらった計画書を元に振り返りたいと思います。

 

 


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九州縦断サイクリングーその4ー

2023年06月27日 | 福岡

 

 九州縦断サイクリングーその4ーは、合宿終了後、そのままのメンバーで鹿児島県・指宿市を目指す旅です。

 

 高千穂の峰をいただく高千穂河原を出発し、霧島神宮へ向けて豪快なダウンヒルが楽しめます。国分市隼人塚まで下れば、眼前に錦江湾を隔てて桜島が雄大にそびえています。

 

 

 鹿児島市内に入り、メンバーIさんの先輩から「鹿児島大学の寮に無料(だったか一人100円ぐらい)で泊まれるよ」と聞いていたので、その寮を目指しました。

 寮は大部屋の雑魚寝でしたが、いままでず~とテント泊まりでしたので快適そのもの。

 

 私が鹿児島の地を踏むのは、この時が最初でしたが、その後、就職して、転勤で計4回(昭和58年から3年間、平成6年から2年間、平成11年から2年間、平成22年から2年間)住むことになるとは当時思いもしませんでした。

 鹿児島市内を抜けて、指宿市長崎鼻へ。長崎鼻から見る開聞岳は素晴らしい。

 

 開聞岳の思い出

 平成22年か23年か、鹿児島勤務時に、大学のサークル同期 兼 ブログ仲間Hさんが鹿児島に旅行に来られたので、一緒に開聞岳に登山しました。その晩、私の宿舎で酒を飲み交わしたのが懐かしい思い出です。

 

 長崎鼻から来た道を引き返して西鹿児島駅へ。自転車はそこから荷物扱で送り返して、長~い九州縦断サイクリングは終了。

 九州縦断サイクリングーその5は、自転車に積み込んだテントや食料などの装備です。よくこんな荷物を積んでサイクリングしたもんだというお話。

 


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九州縦断サイクリングーその3-

2023年06月25日 | 福岡

 

 九州縦断サイクリングーその3ーは、宮崎県高千穂峡から、熊本県矢部町(現在の山都町)、内大臣林道を通って椎矢峠を目指しました。ここ一帯は、九州山地の脊梁「霧立越(きりたちごえ)」と呼ばれています。

 

 霧立越の舗装されていない林道を2~3日さまよい、椎葉林道を下って宮崎県椎葉の里に着きました。

 

 椎葉の里から人吉市、えびの市を通って高千穂河原へ。韓国岳 新燃岳 高千穂峰に登山して合宿は一応終了。
 
 
 九州縦断サイクリングーその4-は、合宿後にそのまま後半戦へ。指宿・長崎鼻を目指す。
 

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九州縦断サイクリングーその2-

2023年06月23日 | 福岡

 

 九州縦断サイクリングーその2-は、大学のサークルボックス(部室)を出発して、宮崎県高千穂峡までの行程を振り返ります。

 

 

 初日 佐賀市 久留米市 日田市  松原ダムキャンプ場

 二日目 松原ダムキャンプ場 小国町  やまなみハイウェイ・大観峰  阿蘇・仙酔峡キャンプ場

 三日目 阿蘇高岳・中岳登山の予定だったが、火山噴火により断念した(と記憶している)。

            

 四日目 仙酔峡  阿蘇外輪山・箱石峠  高森峠  高千穂峡 

 

 佐賀市を出発して、メンバーの一人Tさんの実家(久留米市)で一休憩させてもらいました。

 出迎えてくれたのは、Tさんの妹さん。

 妹さんから、Tさんの両親の伝言を伝えてもらいました。

     「気~つけて いかんと いけん げなよ」 久留米弁ですね。よく覚えています。

 そして、その言葉を胸に気を付けてサイクリングしました。

      

 小国からやまなみハイウェイに出て、阿蘇外輪山の展望地「大観峰」へ

 

 高森町から阿蘇外輪山・高森峠までの長い長~い急登はつらかった。高森から高千穂峡に通じる道なので、観光バスもよく通り、バスの窓から「頑張って~」と声援を受けながらひたすら漕いだ。

 高千穂峡にある小学校では、教頭先生に許可をいただいて校庭にテントを張らせてもらいました。

 

 九州縦断サイクリングーその3ーは、高千穂峡から 熊本県・通潤橋、 内大臣林道、 霧立越、宮崎県椎葉村まで

 

 


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九州縦断サイクリングーその1ー

2023年06月21日 | 福岡

 「九州縦断サイクリング」・・

    「何てわくわくする、すばらしい響きの言葉だろう」と

                      40数年前、大学2年の春に思った。

  

  登山とサイクリングが好きになるきっかけとなった合宿について書いてみます。 

  

  メンバーは、Iさん、Tさん、Gさんと私の4人

  Iさんが、合宿計画書を同期のHさんに送ってもらい、Hさんが、私が書いた手書きの合宿紀行文をワード起こししてくれました。

  Hさんの了解を得て、以下に紹介します。



             「九州縦断サイクリング」 
               1980年3月

3/15
 春うららかな日に、I、 T、私(2年生)とG(1年生)の4人は、これから合宿中何が起こるか楽しみと一抹の不安を胸にいだいて、あったかい見送りを後にBoxを出発しました。
 この合宿は「広く九州の自然を知る」ことを方針に、縦走中心の山行だけでは得られない自然を感じとってくるために、自転車の機動力を生かして九州中央部を縦断サイクリングしようとするものです。私個人としては、九州の自然を広い視野で見て、また肌で感じとってきたかった。 
 日田を通り、その日は松原ダムキャンプ場で…(実は遊園地で)泊まる。

3/16
 小国(S57年には唯一の交通機関宮原線も廃止になるそうです)を通り、北外輪山の広々としたスロープを大観峰へ。この日は快晴で久住から阿蘇五岳、根子岳など360°の大パノラマが待っていた。この日は仙酔峡まで登ってきたが、高岳、中岳は登り規制のため断念して、付近のウシのフンの転がる牧場でキャンプ。

3/18
 箱石峠を越え、豪快なダウンヒルを一気に高森へ。根子岳や阿蘇五岳が目前に迫り雄大無比。高森峠を越え高千穂峡へ。高千穂のとある小学校で教頭先生の善意にあまえて校庭でサイトさせてもらった。

3/19~3/23
 矢部町から南下して内大臣峡から九州で最も高い椎矢峠へ向かう。内大臣林道も椎葉林道も舗装はしてない。19日はまだ雪の残っている内大臣林道を椎矢峠を目指して、星とお話ししながら9時頃まで自転車を押し上げたが椎矢峠に着く直前でサイト。
 翌日、翌々日は予定変更。登山道も荒れはてていて、ルートを見失いそうだったので断念!
 椎葉林道を下って上椎葉の部落に着く。ここ椎葉は「ひえつき節」のふるさとで、九州の秘境だった。ここでもサイトに困ったので、小学校の校庭に決定。ここのY教頭先生が実にいい人で、雨の中校庭にテントを張っている僕らを見て、風呂に入れていただき、おまけに酒もふるまってもらった。
 次の日、霧氷で全山まっ白の市房山を後に、人吉市内におりてくる。市内を球磨川が流れていて、サイトに困ったあげく球磨川の中州に決定。

3/24
 えびの市を通り、えびの高原キャンプ場着。はじめてまともなキャンプ場に泊まれる。

3/25~3/26
 韓国岳に登る。 -途中略-
  そして次の日、解散。
 僕らの長い合宿も終わったが、僕が一番感じたのは見知らぬ旅先での土地の人の温かい心づかいだった。それから九州の自然を幅広く肌で感じとってこようという最初の目的も、数々のエピソードの中で達成されたと思う。
 

 「九州縦断サイクリング」ーその2ーは、ルートや装備などについて書こうと思っています。

 

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