最近ではめったに行かなくなりましたが、今教えているH大学とV大学(V大学は6月いっぱいで辞める予定)の授業がない時間に、J大学に行って日本語を教えるボランティアをしていました。
その時に知り合った友人Lさんは、市内の工科大学を卒業後、7年前に愛知県の会社で3年間技能実習生として働いていました。帰国後、サイゴンにある日系企業で品質管理の仕事をしていました。
Lさんの奥さんは泌尿器科の女医です。10か月になる男の子がいます。そして、3か月前に家を購入したばかりです。
でも、どうしても再び日本に行って、今度は技能実習生ではなくて、日本の会社で正社員として働きたいという夢を持っています。
その夢がかなえられるかどうかはわかりませんが、もし、かなえられたら奥さんと子供を呼び寄せて、日本で3人で生活したい、子供に日本の教育を受けさせたいと願っています。
Lさんは明日、ハノイに行きます。2ヶ月間、日産の関連会社で働いた後、その会社の紹介があれば日本に行こうと思ってます。
今日は、Lさんから渡された住所を手にして、一人でバスに乗りました。
初めて乗るバスです。サイゴンの市内から郊外に向かうバスで、車内はがらんとしています。このバスはワンマンなので、乗った時に運転手にLさんから手渡された降りるバス停の名前が書かれた紙を見せて、「ここで降ろしてください」というジェスチャーをすると、「ОK」とうなずいたように感じました。
ところがこれが大きな間違いでした。運転手がここというところで降りると・・
バス停を降りて、Lさんに電話すると「すぐにそのバス停に行きます」とのこと。15分、30分ごとに何度もLさんと電話で、そのバス停を確認しようとするけど、私はここがどこなのか全くわからない。Lさんが「近くにベトナム人はいませんか。いれば電話を替ってください」というので、バス待ちをしている人に替ってもらったけど、どうもバスの運転手が全く違ったところで私を降ろしたみたいで、Lさんは困り果てました。
そうこうして、私がそのバス停に着いてから1時間10分後にやっとLさんと出会えました。
下の写真は電話を替ってくれた親切なベトナム人
本当に知らない土地に行くのは大変。しかも言葉が全く通じない。
日本ではバス停にはその名前が書いてあるけど、運が悪いことにこのバス停にはその表示がない・・・。
そうこうしてやっとLさんの自宅に到着。
Lさんは、3か月前にこの家を購入したそうです。金額は10億ドン(日本円で600万円)。夫婦で貯金したお金とそれぞれの実家から少々の援助をもらって購入したそうです。
この家は奥さんが勤める病院からバイクで10分と近くて便利だからこの土地を選んだそうです。
Lさんの10か月の男の子
Lさん
奥さん。今日は夜勤明けで、午前中まで仕事で午後は休み。
奥さんのご両親はベトナムの中部に住んでいますが、孫が生まれてしばらく子守のために一緒にくらしています。