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【謀略】安倍事務所火炎瓶事件について【陰謀】

2018-07-29 16:32:59 | 諜報計略
 7月28日、安倍事務所火炎瓶事件について、山岡俊介×寺澤有氏の講演が行われた。
 私の事実誤認があったようなので、いくつかのツィートを削除した。
 仕事が詰まっているのと、暑くて睡眠時間を8時間程度取らざるを得なく、あまり本件を調査しておらず、理解していなかった。

 キーマンとなる小山佐市氏が満期で出所しており、3枚の念書が提示されたことで、安倍事務所が下関市長選挙において選挙妨害を依頼していたことが”より一層”確定的になった。

 もっとも、平成19年福岡地方裁判所の裁判所判決でも安倍事務所が小山氏への選挙妨害を依頼したことが判決文に書かれている。
<被告人BがG議員に対し、怨恨を持つに至った経緯(中略)自己の経営するSの資金繰りが苦しかった被告人Bは、G議員の地元秘書でかねてから交際していたWに対し、平成11年に行われた下関市長選挙で自派と対立するX候補を当選させないように活動して貢献したと主張して金員の支払いを要求し、300万円の提供を受けた>
 Gとは安倍のことである。
 
 3枚の念書へ記名捺印を行った安倍事務所筆頭秘書竹田力氏は、2006年の共同通信の取材に対して念書について認めている。
 竹田力氏へは山岡氏・寺澤氏は4年前に竹田力氏に取材を行い録音が残っているのだが、竹田氏本人はすでに亡くなられている。

 安倍事務所は工藤会へ選挙妨害を依頼したのではなく、安倍の秘書・佐伯伸之氏が小山氏へ選挙妨害を依頼している。小山氏は安倍事務所に対して500万円の報酬以外にも幾つかの報酬を要求していた。
 新規出店予定のジャスコへの接続道路を、小山氏が地上げしていたルートにするように要求していたのである。だが、ジャスコと言えばイオンであり、イオンと言えば岡田一族であり、岡田と言えば民主党である。安倍は1999年7月13日に小山氏と会った際に、ジャスコの新規出店自体がまかりならぬという趣旨の発言を行い、激怒した小山氏は安倍に対してコップを投げつけたと言われている。

 そもそも、小山氏は安倍事務所が選挙妨害をするように支持した古賀氏を落選させることよりも、既に有る利害関係から前任の亀田博氏を応援していた。結果は江島潔が当選となり、小山氏の目論見は外れた。

 安倍事務所側は小山氏が要求していた道路用地利権を叶わせることもなく、小山氏の取り扱っている絵画代金として300万円の報酬を渡そうとした。小山氏は道路用地の地上げこそが利益授受の本命だったので、受け取りを拒否していたが、幾度も受け取りに来られて、半ば強引に300万円を渡された。
 そして、この300万円の授受を巡って、小山氏は恐喝容疑で逮捕される。最終的に起訴猶予となるが、誣告罪で反訴しようとするも安倍の権力を恐れて、どの弁護士も受任しなかった。

 そして、翌年の2000年に小山氏は工藤会に依頼して、例の火炎瓶事件を引き起こす。つまり、ここで初めて工藤会が顔を出す。小山氏が元々工藤会と繋がりがあったのか不明である。また、小山市は火炎瓶事件との関係を最高裁まで否認しており、現在も認めていない。

 小山氏や工藤会組長達らを逮捕したのは、地元山口県警ではなく、別件で工藤会を捜査していた福岡県警である。

 現在、事後的に得られた情報から考えると、安倍側は小山氏に報酬を支払うつもりは最初から無かった。
 古賀氏を攻撃する怪文書は2枚あり、2枚目は古賀氏が北朝鮮出身者であるという根拠のない中傷文章である。小山氏は2枚目の怪文書には関与していないと主張している。

 どこまでが、安倍事務所側の謀略なのか分からない。最大限の陰謀を考えると、小山氏は選挙妨害が露見したときの「捨て駒」だったのではないか?ということだ。
 怪文書を撒く程度なら、それこそ、秘書にでもやらせれることもできる。安倍事務所は小山氏に口約束をして、1枚目の批判文章を撒かせ、明らかに名誉毀損の2枚目は安倍事務所が撒いた可能性すらある。

 2000年に入って起きた一連の火炎瓶事件については、今に至るも安倍事務所は沈黙を守っている。福岡県警が工藤会を取り締まったのは偶然なのか、それとも政治的な動きで、手が回ったのは分からない。ただ、2000年といえば、安倍は既に内閣官房副長官に就任している、小山氏が逮捕された2003年11月には安倍は自民党幹事長を努めている。


時系列

1999年4月 下関市長選挙 
アベ側から依頼された小山市が対抗馬の古賀氏への選挙妨害を行う。北朝鮮云々の怪文書を撒く。

6月17日 1枚目念書(願書)
6月22日 2枚目念書(確認書)
7月3日 小山氏とアベ本陣が2時間の密談(ジャスコの接続道路について議論)
7月13日 3枚目念書(確認書)
8月に 300万円の恐喝で小山氏逮捕

2000年6月~8月
工藤会がアベ事務所や自宅へ火炎瓶4回
他安倍事務所へ銃弾打ち込み・夫人の車のフロントガラス破壊など

2003年11月 小山氏逮捕(工藤会組長及び工藤会4人)合計6人が逮捕
小山氏は最高裁まで否認。火炎瓶への関与を否定。

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 現在、小山氏は地元を転々としているが、大人数が動員されて常に追尾されている。
過去に、安倍関連の報道を行ったジャーナリストが5・6人が消えている。安倍批判記事を書いた東京新聞は取材費で税務調査を執拗に受けた。
そういった経緯もあって、大手報道媒体はこの「筋良し案件」の報道に及び腰であるし、共産党も立憲民主党も取り上げていない。

 これは推測だが、陸山会事件に見られるとおり、政敵となりうる人物の警察・司法権力を使っての弾圧が日常茶飯事に行われている。それを恐れて警察絡みの案件には手を出さない、というのが不文律となっているのではなかろうか。

 対策としては、本案件を英語を使って情報発信する、という事とYoutubeなどを使って放送(日本語)することが肝要かと思われる。
 前者は興味をもった日本内外の外国人ジャーナリストが外国で報道を行ってくれる可能性がある、ということであり、後者は伝搬力である。
 米国ではネットラジオとブログが力を持っている。日本でもネットラジオやネット動画が影響力を持ちつつ有る。

 内閣情報調査室は一定レベルの人物の個人情報やスキャンダルを蓄積しており、必要があれば、それを行使して特定の人物を潰すのである。しかし、無名の人民について、プロファイリングしていたら、それこそ効果が薄い上に組織として破綻してしまう。

 無名の人民がそこれそ、わらわら出てきて、議論することが必要なのだと思う。


1-2 【対談】山岡俊介×寺澤有氏(安倍首相・重大スキャンダル)第106回草の実アカデミー 2018.07.28


2-2 【質疑応答】山岡俊介×寺澤有氏(安倍首相・重大スキャンダル)第106回草の実アカデミー 2018.07.28




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寺澤有
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