わんわんらっぱー

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平和と護憲の為にまずは初詣を禁止すべき。

2017-12-30 18:51:14 | 憲法
 先日、富岡八幡宮事件が発生した。女性宮司が日本刀で惨殺されたのである。事件のタイミングが富岡八幡宮が神社本庁から離脱表明直後だったこともあり、関係が疑われた。
 犯行に及び事件直後に自殺した住所職業不詳の茂永容疑者(56)が、八幡宮が神社本庁から離脱することに危機感を持っていたとの証言もある。個人的な恨みだけで犯行に及んだのか、神社本庁の意向が一定程度働いたのか知りたいところではある。

 神社本庁は関連団体「神道政治連盟国会議員懇談会」を持ち、300人以上の国会議員が加盟している。神社本庁の掲げる改憲案は、「大日本帝国憲法という理想に帰る」という理念に基づき、『神社新報』には、「(憲法改正は)帝国憲法にまで遡って明治の先人による自主憲法制定過程の苦心とその精神を学び、今日に活かすといふ道程を取るべきだ」(2013年9月16日付)、「(憲法改正運動は)明治の帝国憲法こそが指針となってくる」(2012年5月21日付)と明示している。(1)
 2016年正月には全国各地の神社が櫻井よしこのポスターを掲げて改憲署名を推進したのである。神社本庁は日本会議と「一心同体」となって改憲運動を進めていることを堂々明言した。(2)

 日本会議は特に自民党に強い影響力を保持し、改憲を党是とする自民党を支えている。彼らの目論見は人民からの人権の剥奪であり、国家による強権的人民支配体制の確立にある。強権化が経済の退潮を招くことは、世界における他の強権国家で実証済みであり、民需の停滞から産業界が官需偏重となり、戦争への誘引が強く働くようになる。既に官需偏重の傾向は見て取れており、アベが諸外国にまきちらす巨額のODAに絡んで、巨額の資金が動いている。

 三原じゅん子参院議員が八紘一宇に言及し話題となった。八紘一宇とは「世界を一つの家にする」という理念であり、国家神道と結びついた日本独特の儒教的道徳である。しかし、八紘一宇はかつて日本の帝国主義を正当化するために使われた宣撫工作用語であり、戦後GHQが八紘一宇の使用を禁じたのも、むべなるかなと考える。

 現在の自民党や日本統治機構は人民の統制と、統制を正当化するための戦時体制構築を狙っていると推測される。そのために改憲を欲し、宗教による動員をも必要としている。神社に顕現される神道はかつて戦前に行われた思想統制に再び使われようとしているのであって、もし、平和を欲し、護憲による安寧を願うのであれば、総人民は神社を禁足の地とし、初詣は自発的に禁止すべきなのである。

(1)安倍政権の黒幕と指摘される日本会議と神社本庁、その違い
https://www.news-postseven.com/archives/20161022_455758.html
(2)【IWJブログ】境内に櫻井よしこ氏の改憲ポスターが!全国各地の神社で起きている「異変」 ?日本会議・神社本庁・安倍政権が一体となって「政教分離」を定めた憲法に違反する、改憲署名を推進! 2016.1.6

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