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Naxos Blu-ray Audio |
時代は「ハイレゾ」だとか、Blu-rayオーディオだとか言われているが、手持ちのCDをより良い音で聞く方法として、DVD-Audioの作成という方法がある。
現在ではFlac24bit88kHzのファイルを作成して、パソコンを使った再生方法もあるし、プレイヤーやアンプから直接Flacを読み込む事もできる。
であるから、DVD-Audio Discを作成する意義が薄い。
私の場合、SONY TA-DA9100ESでの再生に拘っているので、iLink接続でH.A.T.S(同期転送)が行える DENON DVD-A1XVA で再生できるDVD-Audioディスクを作成する意義がある。
だが、TA-DA9100ESを超えるアンプがあるのなら、そちらに移行して、シリコンストレージデバイスを使用したネットオーディオに移行した方が良いだろう。
手順としては、
dBpowerampでリッピング&Flac24bit88kHzへエンコード。
dBpowerampでFlac24bit88kHzからWav24bit96kHzへ再度エンコード。
なぜ二度手間をするかというと、リッピング&Flac24bit88kHzの方が、リッピング&Wav24bit96kHzよりも短時間で終わるからである。
CDをドライブで読み込む時間を短くしたいのと、CD-DA16Bbit44kHzからWav24bit96kHzへエンコードするのも、HDDもしくはSSD上で、Flac24bit88kHzからWav24bit96kHzへコンバートした方が楽なのである。
WaveLab6をつかって、DVD-Audioをマスタリングする。
モンタージュという窓上でWav24bit96kHzオーディオファイルを読み込ませる。
DVD-Audio Disc用にファイル間に2秒間のギャップを挿入する。(コマンドで自動に行われる)
曲によっては、ギャップなしにシームレスで繋がる場合があるので、アルバムによっては、勘案する必要がある。
DVD-Audio Discマスタリングの基礎設定と、ISOイメージファイル作成窓が別個にある。
ISOファイルをimgburnでDVDに焼く。
dBpowerampは必須だが、WaveLab6は機能的に過剰である。
DigiOnAudio2 Professional (販売終了)の方がC/Pを考えると良い。
ISOファイルをDVDに焼くのは、それこそ、Neroでもなんでもライティングソフトがあれば良い。
24bitオーディオの場合、16bitと比較して、小音量時の分解能に差がでる。
具体的に言えば、小声で吹き込んだ歌声や台詞の明瞭度が向上する。
24bit96kHz Flacで配信されているハイレゾオーディオの場合、CDからハイレゾ化したものと比較して、各楽器の分解能が高い。
CDからハイレゾ化したものは、音色そのものはDVD-Audioっぽく、濃厚な音色ではあるが、どことなく「のっぺり」した感じがする。しかし、擬似的に作られたにしても、もはやCDには戻れない。CDはCD独特の先鋭的な鳴りっぷりが、一つの魅力ではあるのだが、聴いていて疲れる。
疑似ハイレゾDVD-Audioはアルバム1枚聞き終わると、音楽内容にもよるが充足感はCDよりも遥かに高い。