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祝・フォステクス「FE208-Sol」再生産決定!

2018-04-29 12:03:54 | オーディオ
 FE208-SolはQoが1.5なので、ハイ上がりで低音が出にくい。よってFE208-Solはバックロードホーンか共鳴管型キャビネット専用ユニットである。
 今後、ダブルマグネットのユニットが再販される確率は低いと思われる。
 過去の20cm級FE208シリーズでBHキャビを使っている人たちは208-Solへの置き換えを考えたほうが良いだろう。

 今どきは椅子に座ってオーディオ鑑賞するのが一般的なので、長岡BHの場合はD-55よりも、D-57のほうがキャビネット高さとユニットの位置を考えると向いていると思われる。それどころか、私の座高が高いせいか、もっとスリムで背丈のあるBHの方が良いとすら思う。
 D-58だと音道を含む空気室が大きすぎて、制御しきれないのではないかと思う。私がD-58にFE208ESを付けて動作させていた経験に基づいた判断である。
長岡先生はD-58やD-58ESはFE208ES用に狙って設計したが、フェライト磁石で制動するにはキャビネットが大きすぎた。ネットにはD-58が「上手く鳴らない」怨嗟の声もある。結果的に、D-58やD-58ESはFE208ES-R専用ということで蘇り、その長大き音道を活かす事ができた。そのぐらいFE208ES-Rは制動力があるのだが、再販される可能性は全く無い。
 メーカーの人によると、仮にFE208ES-Rが再販されても、現在ではアルニコ磁石ユニットの調達価格がかなり高額になるとのことである。仮に発売されても昔の値段(7万5千円)の倍(15万円)位になるそうだ。

 FE208-Solは1本3.5万円もする。高いといえば高いが、この磁石を強化した限定ユニットとBHでしか聴けない音がある。市場に出ているバスレフ型の大型SPは、様々な形で制約を受けた悪い意味で「リミテッドスピーカー」なのである。
 背圧が低く、ネットワーク回路が無く、強力な磁束密度による高い過渡特性、これらの利点を備えたバックロードホーンの伸びやかで現実味のある低音こそが本物なのである。背圧を受けながら特性の周波数周囲だけを強調したバスレフポートで低音を増幅したバスレフ型スピーカーは小型化を優先したが故のまがい物スピーカーなのである。

FOSTEX 20cmコーン形フルレンシ?ユニット FE208-Sol
FOSTEX




20cm径のコーン型フルレンジユニット
2層抄紙ESコーンと低歪み大型フェライト外磁型磁気回路を採用
高剛性のアルミダイキャストフレーム
再生周波数帯域はf0~20kHz
出力音圧レベルは96dB/W(1m)
最低共振周波数は43Hz
インピーダンスは8Ω

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