はあどぼいるど・えっぐ

世の事どもをはあどぼいるどに綴る日記

エデンの檻(2)

2010-02-12 09:32:27 | マンガ
エデンの檻 2 (少年マガジンコミックス)
山田 恵庸
講談社

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「エデンの檻(2)」山田恵傭

 不時着した飛行機から投げ出された仙石は、CAの大森、秀才・真理谷と共に飛行機へと帰還。添乗員用の仮眠室に隠れていたりおんと再会を果たすも、他の生徒の動向は謎のままだった。
 とりあえずは飛行機を中心に行動しようと決めた矢先、仙石が仮面をかぶった謎の生徒・ハデス(自称)にさらわれる。断崖絶壁に生える木に吊された仙石に、学校の生徒を全員血祭りに上げると宣言するハデス。激しくもみ合ううちになんとか窮地を脱した仙石だが、ハデスのたたえる底知れない人の暗黒面に戸惑う。
 全長6メートル以上の巨大ナマケモノ・メガテリウムの群に襲われる飛行機のところへ急ぎ戻った仙石は、ジェット燃料に火を点けることでこれを退けるものの、代わりに飛行機を全焼させてしまう。心のより所であった飛行機を失った生存者たちは、島の各所でこの光景を眺め、それぞれの決意を胸に固めるのだった……。

 2巻も面白い。いやあ最高にフィーリングの合うシリーズです。
 1巻でもいった通り、絶滅生物のチョイスが良い。メガテリウム、アンブロケタス(肉食種で4足歩行の鯨)、バシロサウルス(全長25メートルに及ぶ鯨、通称「トカゲの王」)なんていう、マイナーどころの、しかし圧倒的な迫力の動物たちが跳梁跋扈する「島」の怖さに痺れる。
 キャラ的には、新たに仙石パーティに加わったなんちゃって不良の左治がいい味出してる。暴力無双の矢頼光一、熱血どじっ娘教師・来栖ちゃん、学園一のマルチプレイヤーにして殺人者の有田幸平と、別枠組みもバラエティ豊かで、いつか遭遇する日が楽しみ。
 大森さんやりおんらの露出はやたら高いし、ホント、かゆい所に手の届く良作です。

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