J's日誌

中小企業診断士、経営管理修士(MBA)、事業再生士補、AFP。某NPO法人フットサル連盟副理事長。

新球場建設のはなし

2016-06-06 23:59:59 | Weblog




ちょっと前の話になるが、日ハムが検討しているとか。

一連の報道によると、球団としては結構本気のようだし、
ドーム、札幌市側も使用料を引き下げるつもりはないようで。


この件は単なる施設への不満だけでなく、日ハムという
球団の、現在の経営戦略がよく現れているような気がする。



実はドームと球団の両方の関係者が知り合いにいるのだが、
球団側は以前からドームに対して不満を表していたのは事実。

旭川や函館、帯広といった地方で年に数試合ホームゲームを
行っているのは決して地域振興のためではなくて、札幌ドームに
対する牽制、ドームには満足していないことの意思表示なのだと。


日ハムという球団は、ドラフトでもかなりドライな対応をしていて、
事前に一度も挨拶に行かず指名で引き当てた選手を何度も獲得したり。

一方で、監督には人当たりの良い、道民受けするようなタイプを
戦略的に配置しているが、本質的には非常にドライでシビアな企業。




だから、(道内企業の感覚で)無条件に札幌ドームと仲良く
やってくれると思ったら大間違いで、本気なのだろうと思う。

ただ、いわゆるボールパーク化、脱ドームや天然芝化などの動きは
MLBでは1990年代には始まっていた話で、今更ちょっと遅い気もする。


そしてイベントを開催する以上、交通インフラや観客の導線問題も
避けては通れない話で、球団だけでは解決できない問題も多いはず。

自分は今は日ハムファンでも何でもないので、正直どこに作られようと
どうでも良いのだが、球団戦略がどう展開されるかは興味深く見ている。




チケット代も上がったりして(-_-;
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