J's日誌

中小企業診断士、経営管理修士(MBA)、事業再生士補、AFP。某NPO法人フットサル連盟副理事長。

選択のコスト

2009-09-17 22:00:00 | Weblog


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標題はジェイムズ・M・ブキャナンの著書
であり、大学のゼミの教授の訳書でもある。

この話、以前にも触れたような気がするが
個人がある選択をする、ということは、同時に
別の選択が出来ない、ということを意味する。

非常に単純にいうと、それが機会費用で
あり、選択のコストである、という話だ。



昨年の年末、車を事故でお釈迦にしてしまい
お世話になっているディーラーさんから
実に2ヶ月近くも、無料で代車をお借りした。

当然、そこには義理もあれば相手の思惑もある。

最終的には、外堀を埋められるような形で
そのディーラーさんから新車を買うことになった。

というより、それ以外の選択肢は(道義的に)
取れないような状況になってしまっていたのだ。



買った車に対しては、正直言って満足している。

カーナビ、一体型ETC車載器、バックガイドモニター。
最近の車らしく、日常の使用で便利な機能が満載だ。

ちょっとタイヤが細い(独特のスペックのため)
ことを除けば、走りについても悪くないし満足だ。

そう、この車には全く何の罪もない。

でも、否応なしに決められたメーカーの、そこの
ディーラーの車種の中から、選ばざるを得なかった。
そのことだけが、自分の中ではずっと引っかかっている。



ただ、自分としても手を打たなかったわけではない。

最近は、残価設定型のローンというのがあり、
金銭的には現金一括で払う余裕もあったのだが
あえて残価を設定した3年ローンを組んでもらった。

これは、個人向けのリース契約のようなもので、
3年後に、以下の3つの選択肢から選ぶことが出来る。

1.残価(40%程度)を払って、その車を買い取る
2.その車をディーラーに返却する(残価支払いなし)
3.同じような残価プランの設定がある別の車種に
  乗り換える(当然、新たなローン支払いが発生)


まだ分からないが、自分は2.の選択肢、つまり
残価分は払わず、この車を3年後(あと2年5ヶ月後)
ディーラーに返却することになるのではないか、と思う。

選択のコストを払い、選択の自由を手に入れる。
そう考えると、このプランはメリットがあると思うのだ。




なかのひと


返却まで大事に乗らなくては(-_-;
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