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ただの日誌
たま〜に行く平鮒釣りや園芸などの記録や日々の戯言を書いています
 






今日は、3代続けて営業を行ってきた店舗の明渡しの日でした。

先々代から続けて来た店舗を出なければならない事は非常に
情けなくむなしい思いです。

大家さんはこの建物の2階に住んでいましたが、3年ほど前に
亡くなってしまいました。 身寄りがないために財産は管財人の
弁護士があずかる形になっていて、立ち退き交渉を長いこと
やってきました。

面倒な事が多く、また担当弁護士の非常識の連続で最近では
この事件だけで頭が一杯の状態でした。何しろ、
この事件について私は担当弁護士に一度も会った事が
ないのです。 こんな事があって良いのでしょうか?
こんな非常識な弁護士を相手にやってきたものですから
すごく疲れました。 結局は弁護士本人は交渉に当たる事が
出来ず、代理人を立てて交渉する事になりました。

いよいよ、今日でこの店とも別れ、寂しいのもありますが
ストレスから開放されるかな?


何と言っても祖父さんの時代からの店だったので、片付けが
大変でした。 弟君は見たこともない道具があると不思議な
顔をしているくらいです。 50年もやっているんだから
仕方ないですね。 ご先祖様には大変申し訳ない思いで
一杯です。 なにしろ移転に当たって保管場所がないので
ほとんどのものは破棄するしかありませんでした。

ガランとした店内に残った棚は水道の継手を保管していた
ものです。 昔はJIS規格などなく継手や水栓は
いちいち検査所に持っていって検査を通ったものしか
使用することが出来なかったため、このような棚を
使っていました。


建物は非常に古いのですが、先の地震にも耐えたのは
やはり柱が太くて作りが良いからではないでしょうか?
大きな梁と漆喰壁、もうじき壊される事でしょう。


シュロの木も植木鉢に植えてあったのが大きくなって
倒れても生きようと上に這い上がって行きました。
根は鉢底の穴からでは不十分で這い上がるためにも
地面に付いた部分から根を出して成長しました。
私もこのシュロの木を見習って生きていかなければと
思っているところです。


もうじき壊されちゃうよ。 早くタネを飛ばして
また会おうね。タンポポちゃん




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