田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

皇室の婚約

2019年01月24日 | 日記
 有名人と言っては失礼、引退できない人達だからそっとしておいて欲しい人なのだけど、結婚となると将来に渡る。慎重にならざるを得ない。
 
 昔々、恋愛結婚であっても、互いの両親の納得は必要だった。あくまで自分たちの意思を通そうとすれば、二人で4人の親を納得させねば。それで駄目なら『駆け落ち』。互いの両親は「駆け落ちされては困るから、話だけは聞こう」と慎重だった。
 
 今は使わない言葉の結婚適齢期だが、高校へ行かず、立派に働く子は、十代であっても適齢期だった。結婚を自分の問題として真剣に考えていたと思う。
 
 昔は交際が始まれば、結婚の文字がちらつき、男にその意志がなければ、交際に発展する前に遠慮するのが男のルールだった。それもなるべく目立たぬ方法を考え、後々の女性が不利にならぬように配慮するのが粋な男だった。
 
 互いの親に認められない理由『遊び人』『男女関係が複雑』『無職』『職を転々』等など、今は許容範囲なこともアウトだった。
 
 心配な両親は探偵社を使って調べることもあっただろうが、多くは、費用をかけず、親戚や知人を頼って相手の人柄や家柄を調べた。これを「聞き合わせ」と言った。
 
ネットでは
聞き合わせとは、日本に昔からある風習で、今でも地方によっては残っているところがあるようです。 結婚する男女の両親や親戚が、おもに相手の実家近辺で、どのような家庭環境で育ったか、どんな人物かを評判を聞いて回ります。

 「聞き合わせ」があったことは噂になる。噂になれば「もうそんなお歳の娘さん、息子さん。そろそろかな?」と、大抵はお目出度い噂になる。現に私も二度ほど「聞き合わせ」で聞かれたことがある。聞き合わせであることは直感で分かる。けっして悪くは言わない。伝えなければならぬことは言葉を選んで答えた。嘘は禁物だった。
 
 さて本題だが、慎重に行動しなければならない人が、なぜにこのような軽率な行動をしてしまったのだろう。私自身、避けて通れない父親の女性関係が悩みだった。妻になる彼女の理解は得られても、聞き合わせでご両親の耳に入ることもある。ご両親の理解は欲しいし、過ちを犯した家族の名誉も守りたかった。
 
 正直に、事前にご両親にお話した。父と仲が良くない人は、決して良くは言わないだろう。「この家とは仲が悪い」と地図を書いて伝えた。あえてそこで聞いてもらっても良い覚悟だった。
 
 妻のご両親は遠足気分で私の故郷へ行ったそうだ。ご両親が当てずっぽうで訪れた家のお婆さん「田神さんの家、結婚なさるような男の子?・・・いたかしら??」お母さんは目の前が真っ暗だったそうです。私は小学校卒業、故郷を早々に離れたものだから、故郷の人達の記憶になかった。後々の笑い話。